「隠れキュート」談いろいろ【3】

「隠れキュート」談いろいろ の第3回です。

「キュート」は子どもみたいなタイプ?

今回は「キュート」タイプの悩み2トップの2つ目――

2 子どもみたいに見られたくない

について解説します。

「キュート」というタイプの名前から連想するのが
「子どものようなファッション」
という人がけっこう多いみたいですね。

「私もいい年ですので、子どもみたいな格好はできません」

当たり前のことですが、「キュート」にだって大人はいますね。
十代・二十代ならともかく、いい大人が「子どものようなかわいい恰好」を押しつけられても無理があるのは理解できます。

(まあ、これは若い人だって同じですね。若いと言っても大人ですから、若い人のなかにも同じような思いを持つ人もいらっしゃいます)

そこで――「隠れキュート」になってしまう・・・。

子どものような服とは逆の方向性、つまり、さっぱりとしたシンプルなデザインのものを主体に使い始める。

そして、「地味~な人」ができあがってしまうのです。

この場合の地味とは人の目にかかりづらい、周囲に埋没してしまう感じを言います。

背景のような素通りされる存在――子ども扱いはされなくなるでしょうが、どうでもいいような扱いをされるのだってイヤですよね。

「ナチュラル」「グレース」なら、シンプルなものでステキな女性(もちろん、男性も)にセルフコーディネートできるのですが、「キュート」はシンプルすぎると、手抜きになってしまうタイプ、ということなんです。

「かわいい格好」を誤解していませんか?

そもそも、このパターンの「隠れキュート」さんは「かわいい格好」というものを誤解している場合がほとんどです。

「隠れキュート」さんは、ここでの「かわいい恰好」として、某アイドルグループのような恰好を思い浮かべる人が多いようです。

あのような子どもっぽくて目立つような服はイヤ、というわけです。

ですが、そもそも、「キュート」が似合うファッションって「子どもの服」のことではないんですよ。

どこかに個性のある大人のファッションが似合う。
それが「キュート」タイプです。

ただし、小柄な雰囲気のある「キュート」タイプ「ファッショナブル」タイプなどと違って、全体的に「こぶり」なものであることが条件ですが。

子ども服がイヤ、と、シンプル主体の服にしていてはただの背の低い人(他人の目につきにくい人)になりかねません。

そもそも某アイドルグループだって、アイドルのコスプレ――というか、ステージ衣装を着ているだけですよね。
普段から、あのような格好をしているわけではないでしょう。

いくら「キュート」タイプの人でも、あれを真似しては、コスプレになるのは当然ですよね。
(もちろん、コスプレ目的で着るなら似合うかもしれませんよ)

ということで――

「隠れキュート」さんにはぜひ、どこかに個性や変化のある大人のファッションで、

ステキな「品良く、大人っぽい、キュート」の女性

を目指して欲しい。そう思っています。

それではまた――。

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「隠れキュート」談いろいろ【2】

「隠れキュート」談いろいろ の第2回です。

前回も紹介したように、「キュート」タイプの悩みの2トップがこちら↓

  1. 品良く見せたい
  2. 子どもみたいに見られたくない

この2つの悩みが悪い方向に転んでいくと、タイトルの「隠れキュート」の仲間入りしてしまうことがあります。

地味に見られたり、不機嫌そうに見られたり、となんだかうまくいかない日々を送ることになってしまう人が出てくるのです。

品良く見せるために「キュート」の強みまで消してしまう人

まず――1「品良く見せたい」。

こちらですが、「キュート」にはチョコマカとしているイメージがあるせいか、

「あまり上品に見えないタイプなのでは?」

と考える「キュート」さんも多いようです。

もちろん、もともとの言動があまり上品とはいえない人もいることはいますが、それは「キュート」に限らず、どのパーソナルデザイン・タイプでも同じことね。
品よくするかどうかなんて、本人の心がけしだいでしょう。

ですので、

「キュート」さんが品よくしようとするのは悪いことではない――

というより、良いことですから私も応援したいと思います。

どのタイプであろうとステキに見られたいなら、上品さは必要ですね。
下品=ステキ、なんて方程式はなりたちませんし・・・。

問題は、

「品よく見せようとして笑顔を見せないようにしている」

という人がいること。

「グレース」「フェミニン」さんなら、ケラケラと笑わないほうが上品に見えることもあるのですが、「キュート」さんの場合、笑顔を消してしまうと逆効果なんです。

はっきり言えば、元気や覇気(はき)がない人に見えるだけ。

実のところ、笑ってこその「キュート」タイプとも言えます。
無表情を貫くと、ムスっとしているように見られがちなタイプでもあります。

ニコニコしながらも、上品にはできますよね。
お腹を抱えて手を叩いて笑うような、大げさな動きになっていないかだけ注意すれば良いのですから。

自分の長所を殺して上品に――
というのは無理も出ます。

楽しく明るく、でも、品の良い動き方を心がければ「上品なキュート」の仲間入りができますよ。

2子どもみたいに見られたくない」については次回解説しますね。

それではまた――。

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「隠れキュート」談いろいろ

皆さま、こんにちは。
ベストカラーコム イメージコンサルタントの香咲ハルミです。

最近、減りつつある「隠れロマンス」さん

以前(2015年)、「『隠れロマンス』談いろいろ」というテーマを扱いました。

当時は「ロマンス」タイプの人に「隠れロマンス」さんが非常に多かった、という内容です。

「セクシーなファッションでも上品になれる」という理屈がどうしても納得できずに、自分の色気を消すような服ばかりを着て、結果的に地味で平凡な感じになってしまっている人たちのことでしたね。

そして、ブログにそのテーマを掲載してから3年が経ちまして――
最近は「隠れロマンス」さんや「ロマンス」を拒絶する人が減っています。

理由はテレビなどで「ロマンス」嫌いを助長するようなものが見られなくなってきているから、と考えられます。

(解説していると長くなるので、「『ロマンス』嫌いを助長するようなもの」については、上記の過去記事をお読みください)

そもそもテレビを見てない人も最近は多いですね。
それもびっくりするくらい多く・・・。

ところで、最近、店先をまわると、「ロマンス」タイプの人に似合いそうな服がけっこう出回ってきています。

「ロマンス」さんには、とっても良い傾向ですね。

そして増えつつある「隠れキュート」さん

「隠れロマンス」が減りつつあるのと逆に、実は現在(2018年)になって増えてきているのが――

「隠れキュート」になってしまう人

なんです。「キュート」タイプと診断されて困ってしまっている人たちがいる・・・。

実際、「キュート」タイプのかたから、よく聞かれる悩みに次の2点があります。

  1. 品良く見せたい
  2. 子どもみたいに見られたくない

「キュート」はある意味、愛嬌のかたまりのようなタイプですから、それがズレた方向に行ってしまうと、

「品がない、子どもみたいなイメージに見られるのでは?」

と悩む人が出てくるのは充分に理解できます。

ブログ内にて以前――「隠れ」とは逆の内容ですが――「キュート」さんさんが「キュート」らしさ全開でやりすぎると苦しむこともある、という話を特集したこともあります。

まさに、この「1」と「2」で苦しんでいるケースが上の記事では書かれていますので、参考に読まれてみるのも良いでしょう。

ただし、今回のテーマである「隠れキュート」さんは上の「やりすぎタブー」とは正反対に、

「品の良い大人に見られようと、本来『キュート』タイプとしては、やったほうが良いことまで隠して、結果、損をしている」

という人たちの話になります。

では、その「やったほうが良いのに隠してしまうこと」とは何か?

次回にくわしく解説します。

それではまた――。

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パーソナルカラー/デザインで「いつも同じ服」の人になってませんか?【3】

皆さま、こんにちは。
ベストカラーコム イメージコンサルタントの香咲ハルミです。

間にQ&Aを挟みましたが、「いつも同じ服」の続き――というか、補足です。

いつも同じアイテムを制服のように使って自分のイメージを作る

上のタイトルを読んで、ほとんどの読者さんは
「前回までの内容と真逆では?」
と思われたと思います。

まあ、確かに逆説的な話をすることになりますが――

いつも同じ服でも突き詰めれば個性にできるんです。

制服であろうと、それがあなたのポリシーだと思わせられるレベルまで貫き通していけば、周囲からは立派な個性として認識されるようになるからです。

「○○さんと言えば、スーツですよね。いつもスーツ姿がとてもステキで憧れます」

上のように言われるまでになれば立派ですね。

言うなれば、黒柳徹子さんのような「ファッションの個性」ができあがってしまえば、誰も何も言えなくなりますよ、ということです。

ただし、これも最初のうちは、茨(いばら)の道ではあります。周囲に認知されるまでは、いろいろと陰口をたたかれることもあるでしょうからね。

自分をよく知らない初対面の人も最初は顔が引きつっているかもしれませんので、慣れて貰う時間が必要です。

とにかくこういった「いつも同じ格好」というポリシーを認めさせるには、誰から何を言われようとも気にしない鉄の心を持たないと続かない、ということになりますね。

ファッションは自由・・・でも、やはり楽なのは幅広いセルフ・コーディネート

・・・とはいえ、そこまでして「孤高の個性」を作り上げる必要があるのかどうかは、私には分かりません。

ですが、私は「やりたい」と言う人を止めるべきでもない、とも思います。

ファッションなんて自由であるべきですから。

もちろん、普通はパーソナルカラー・パーソナルデザインにより、幅広くセルフ・コーディネートできるほうが、生きていくのは楽になりますので、広くおすすめすることはありませんが・・・。

ということで、「こういう生き方もある」というお話でした。
それではまた――。

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パーソナルカラー/デザインで「いつも同じ服」の人になってませんか?【2】

皆さま、こんにちは。
ベストカラーコム イメージコンサルタントの香咲ハルミです。

屋号がベストカラーコムなのに「ベストカラーに頼らないで!」と叫んでいる香咲です。

ということで、前回の続き――

ベストカラー/デザインのアイテムばかり使っていると、自分のイメージが上がるどころか、逆効果になることもありますよ、ということでしたね。

「あの人はいつも同じ恰好」「あれ、今日はいつもの恰好じゃないの?」

以前、とある新米のコンサルタントが、「あなたのベストなカラーはこれですよ」と気軽にお答えしていたところ――

周囲から「いつも同じような格好してるよね」と言われてしまうようになった、と受診者さんから相談されたそうです。

「いつも同じ格好」――当然、これは褒め言葉ではありませんよね。
「それしかできない人」という意味で、評価としては低めです。

中には、「赤の人」と変な不名誉なニックネームを付けられた、とか、別の人でも「シマシマ」と陰口をたたかれていた、という人もいました。

それぞれ、赤も似合う赤を使っていたし、ストライプも似合う人だったのに・・・。

たまに違う色を使うと「あれ、今日は赤じゃないんだね」なんて言われては、たとえ相手に悪意がないにしても、なんだかうれしくないですよね・・・。

ベストはひとつじゃなくパーソナルカラー/デザインすべて

パーソナルカラーで似合う色が数多くあることを知ったのに
パーソナルデザインで数多くの似合うデザインに出会えたのに
それらを使わないなんてもったいない。

イメージコンサルティングはあなたのファッションの幅を狭めてしまうものではありません。

幅広い色/デザインのなかで、どの方向性で行けば良いのか、をお教えするものなんです。

ですから、
「このなかでベストな色/デザインはなんですか?」
と、たずねられたら、私は
「すべてがあなたをステキに飾る色やデザインですよ」
とお答えします。

「でも、どの色から、どのデザインから使っていけば良いの?」

全部似合うよと言われても、診断を受けたばかりの頃は、そのなかから何を選んでいけばいいのか、目移りするでしょうし、わからないことや決められないこともたくさんあるでしょう。

まあ、そこは、そのためにコンサルタントがいると強く言いたいところです。気軽にご相談ください、といつも言っているのは社交辞令ではありませんよ。

いますぐパーフェクトなファッション選びができなくたって、あなたの人生が破滅するようなこともありません。

昨日まで着ていた服で家族や友人に会っても、彼ら彼女らは今までどおり、愛情や友情をあなたに向けてくれます。似合うアイテムを使っていないからと言って、誰もあなたに石を投げつけたりもしませんよね。

ですから、焦らずに自分のパーソナルカラーとパーソナルデザインを一日一日学んでいけば良いと思います。

コンサルタントに相談して、ひとつひとつ学んで、ひとつひとつ使っていって、そうしてレベルアップしていけばいいんですからね。

長い目で見れば、最初から「ベストな色/デザイン」で落ち着いてしまうよりも、今後のために幅広い色やデザインにどんどん挑戦したほうが、絶対に楽しい人生になりますよ。

そうやって、いずれ自分を幅広くコーディネートしていけるようになっていけば、あなたのファッションは「いつもの制服」ではなく「ステキなあなたを彩る助け」になってくれるでしょう。

ということで、今回はここまで。

このテーマはもう一回続く予定です。
内容は「いつも同じアイテムを制服のように使って自分のイメージを作る」です。

ここまで言ってきたことと違うって?
ええ、そうですね(苦笑)
とりあえず次回をお楽しみに。

それではまた――。

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パーソナルカラー/デザインで「いつも同じ服」の人になってませんか?

皆さま、こんにちは。
ベストカラーコム イメージコンサルタントの香咲ハルミです。

さて――
昨年来から、10代~20代のお若い受診者さんが連日、イメージコンサルティングを受けられています。

急にお若いかたが増えた理由は横に置いておきますが、少し気になった点をお伝えしておこうか、と思います。

自分のパーソナルカラー/デザインのなかで、どれが一番ベストな色/デザイン?

お若い受診者さんのなかには、パーソナルカラー・パーソナルデザインの診断結果が出たあとに、次のような質問をされるかたが、けっこういらっしゃいます。

「このなかから、私にとって一番ベストな色やデザインは何ですか?」

たくさんの色やデザインを並べられれば、どれを選べばいいのか迷うもの。
そのなかから、一押しがあるなら、とりあえずそれで――

そう、考えるのも人の性(さが)というものでしょう。
お気持ち、わかります。

ベストカラー/デザインを追求して失敗する人がいる

ですが、当社ではベストカラーコムなんて名乗ってはいても、どれかひとつをベストです、とお教えすることはしていないんです。

理由は、

ベストな色/デザインを教えると制服指導になるから

と考えているからです。

制服指導・・・つまり、「それしか着てはいけない」かのように、コンサルタントからベストと伝えられたものばかり着るようになることを言います。

「ベストなものを着て何が悪いの?」と思うでしょ?

悪くはないんですよ。
最初のうちは・・・。

問題となるのは、なかには、もうずーっとそればかり着て、他の色やデザインは全然使えなくなってしまう人がいることです。

結果的に下のようになってしまう。

  • パーソナルカラーで使える色がたくさんあるのに、使える色が減っている

  • パーソナルデザインによってデザインの幅が広がっているはずなのに、同じ形のものしか着られなくなる

こうなるとベストカラー/デザイン以外は、まるでダメな色/デザインであるかのようになってしまっていますね。

これは、まさにコンサルタントが「ベストなものはこれ」と気軽に伝えたせいなんです。

そして、こういう「ベストなところに落ち着いた人」が他人から受ける評価が、いずれどうなっていくか、というと、これ↓

「いつも同じ格好をしている人」

この評価の何が問題で・・・そしてどうすればいいのか・・・については次回に続きます。

それではまた――。

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