イメージコンサルティングの技って、人の似合う色とデザインを
診断するだけではなくて、他にもいろいろな場面で役立ちます。
たとえば、家のリフォームの相談や車を買うのでその相談だったり……
とお客さまからの依頼も、実にさまざま。
先日も「断・捨・離」の依頼があり、お客さまの家へ出張しました。
この場合、いらない物を捨てて家の整理をするお手伝いです。
それも今回の「断・捨・離」は少し特殊なご依頼でした。
それは「母親の遺品整理を指導してほしい」というもの。
亡くなられたお母さまは、とてもオシャレがお好きだったらしく、
たくさんの服やアクセサリーが娘さんに遺(のこ)されていたのです。
高価なバッグやコートなども多く、中にはタグが付いたままの
未使用品も数多くありました……。
「たくさんの」とか「数多く」とくり返していますが、実際、
その数は相当なものでした。お部屋が一杯になるくらいの量で、
なんとかしないと生活に支障がでそうでした。
娘さんである依頼主も、遺品を大切に使いたいとは思いましたが
とにかく量が多すぎる。
それに、色やデザインのことを考えると、なかなかうまく活かせません。
遺品ということで適当な判断で捨てる気にもなれずに、困っていた……
というわけです。
こういう情や思い出などがある物の整理は、当人だけでは、なかなか
できないもの。ですから、私のような第三者に手伝ってもらいたい、
という依頼があるのも共感できます。
当然ですが、遺品のなかに依頼主に似合わない物があったとしても、
問答無用で「捨てなさい」なんて言い方はしません。
人間には感情があるのですから、それを無視したり、踏みにじって、
淡々と捨ててしまうのが「断・捨・離」ではありません。
目の前の「物」と自分の「心」との整理を付けていくのが
「断・捨・離」ですね。
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この考え方はイメージコンサルティングそのものにも通じる話です。
自分のパーソナルカラー/デザインに合わないアイテムでも、
その使い方を教え、徐々に自分に合うアイテムをそろえていくことで、
物と心と両方の整理をつけていく。
いつも、コンサルティングでは、このことを心がけています。
今回の依頼も、依頼主に喜んでいただけただけでなく、
ご主人さまも喜ばれたそうです。
どんな内容でも、
仕事のひとつひとつに大きな意味があるなあ
と感じた香咲でした。