パーソナルカラー手帳の使い方【2】

カラー手帳

「カラー手帳を実用的に使っていくための注意点」の続きです。

記事リスト
1.パーソナルカラー手帳の使い方
2.パーソナルカラー手帳の使い方【2】(当記事)
ポイント3 手帳にない色も使える

「店で見つけた服が手帳の中の色と微妙に違ったので買えませんでした」というご相談が時々あります。

手帳におさめられている色チップの数は40。でも、「似合う色」というのは40色だけではありませんよね。似合う色は何万色とあるわけです。

ですので、お店にあるアイテムが自分のパーソナルカラーの特徴(ベースカラー・彩度・明度)に合う色なら、手帳にない色だったとしても問題なく使えます。

大事なのはアイテムの「ベースカラー」「彩度」「明度」があなたの似合う色に合っているかどうか、です。

ということで――

手帳の色チップと比べるときは、そのアイテムがパーソナルカラーの特徴に“似ているかどうか”を基準にして見ていきましょう。

・・・なお、手帳に記されている色の名前ですが、お店で見るアイテムによっては、同じ色でも違う名前が付けられていることがありますので、名前で探すのはおすすめできません。

ポイント4 お店のライトの色は影響力 大!

お店で黄色や青い色の照明やライトが使われていて、そのせいで手帳やアイテムの色が正しく見えないケースが少なくありません。

店内をオシャレにライトアップしたい、ということなんでしょうが、照明の色のせいでアイテムの色も見え方が変わるんですよね。

これは服選びに失敗する原因のひとつにもなっていますので、できるだけ照明の影響を受けない所で判断をしましょう。

「店外へ持って出て普通の白っぽい照明が使われている通路などで見てみる」といった具合ですね。
(言うまでもないことですが、店員さんの許可は得てくださいね)

ポイント5 化粧品は色選びのあと、ちゃんとテストする

化粧品も手帳内の色と見比べて購入すればいいのですが、その際、必ず、自分の肌でテストして合っているかを確かめる必要があります。

パッと見ただけで買う――なんてことのないようにご注意を。

メークテストの必要性については、以下のシリーズ記事でくわしく解説しているので参考にしてください。

さて、カラー手帳には自分のパーソナルカラーの色しか入っていません。

でも、他の「季節」の色とも見比べられたら、アイテム選びがもっと楽になる、と考える人もいるでしょう。

そういうかたのために、全シーズンの見比べができるカラーチャートをおすすめしています。

弊社ウェブサイトの「似合う物選びに役立つアイテム」ページで紹介していますので、ご注文ください。

ということで、パーソナルカラー手帳の使い方でした。

それではまた――。

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パーソナルカラー手帳の使い方

カラー手帳

ベストカラーコムでは、受診者さんのパーソナルカラーが判明したら、その「季節」のカラー手帳を一冊、無料でお渡ししています。

(ちなみに、手帳の通常価格は ¥5,500 です。これが無料)

この手帳はお買い物などでとても役立つアイテムなのですが、なかには上手に使えていない受診者さんもいらっしゃるようです。

ということで、今回は「カラー手帳の上手な使い方」について解説。

記事リスト
1.パーソナルカラー手帳の使い方(当記事)
2.パーソナルカラー手帳の使い方【2】
ポイント1 いつでも鞄に入れて持ち歩こう

手帳にはパーソナルカラーの色見本が40色もおさめられています。

お店などで商品を手に取ったら、まずは手帳の色見本と見比べることを必須作業にしてください。

特にイメージコンサルティング受診後すぐの頃は、「似合う色」を完全に理解できているとは限りません。

時々、大外れのアイテムを「これは私に合う色ですか?」と相談してこられる人もいます。

勘で選んでいると、まちがいやすくなる・・・これはしかたないでしょう。それが高価な買い物だったら目も当てられませんね。

でも――
手帳と比べさえすれば、そのアイテムの色が自分のパーソナルカラーか、それとも違う色か、わかりやすくなります。

ということで、

「アイテムを手に取るときは、かならず手帳の色と比べる癖(くせ)をつける」

これを徹底しましょう。

なお、ベストカラーコムの色見本は印刷物ではなく、布製のチップですので、

  1. 服など布のアイテムと見比べやすい
  2. 印刷物のようには劣化しにくい

という特徴があるんですよ。
使わなければ損ですね。

ポイント2 普段からすぐ手にとれる所に置こう

ポイント1と通じる話ですが、家にいるときなども、手帳はできるだけ身近において手に取れるようにしておきましょう。

本音でいえば、「スマホと同じくらい身近に」と言いたいくらいです。

通販サイトや雑誌でアイテムを見るときに、すぐに手帳を持ち出して見比べる。これだけでも、「外れた色」を選ぶ危険性はかなり減らせます。

でも、手帳をどこかにしまっていると、いちいち取り出すのが面倒くさくなって、そのうち「勘で選ぶ人」になってしまうかもしれません。

そして、香咲に「これは私に合う色ですか?」と相談して「そのアイテムの色は、あなたのパーソナルカラーから、だいぶ外れていますよ」なんて返信される――

これ、よくある話だったりします・・・。

ということで、おうちで通販サイトや雑誌を見るときも、手帳を片手にどうぞ。

さて、今回は「いつもカラー手帳をあなたの側に」というキャッチコピーができそうな内容でお届けしました。

次回は、さらにつっこんだ話――カラー手帳を実用的に使っていくための本当に注意するべき点――をお伝えします。

それではまた――。

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Q:パーソナルデザイン診断だけ受診できませんか?

今回もQ&Aをお送りします。

:パーソナルカラー診断はいらないので、パーソナルデザイン診断だけ受けられませんか?

A:パーソナルデザイン診断のみの受診は不可能です

パーソナルデザインはあくまで、イメージコンサルティング技術の中のひとつのものでしかありません。

このブログのタイトルであそこまで煽(あお)っておきながら、上のように言うのもおかしな感じですが、実際そういうことなんです……。

というのも、パーソナルデザインとパーソナルカラーは切り離せないものだからです。これらの技術ひとつひとつをすべて絡み合わせてイメージコンサルティングはおこなわれています。

なんだか難しい言い方をしていますが、単純に一言で説明すると、
「パーソナルカラー診断が終わらないと、パーソナルデザインは診断できない」
という面もあるんですね。

パーソナルカラーの影響は、それはもう! すさまじいものです。
「似合わない色」を使うと――

「本当は派手な雰囲気を持っている人が、地味になってしまう」
こともあれば、
「上品な雰囲気を持つ人から、品の良さが薄れてしまったりする」
こともあります。

つまり、「似合う色」を使ってこそ、「似合う雰囲気や形」がわかるわけです。

逆に言うと、パーソナルカラー診断をしないと、正しいパーソナルデザイン診断はとても難しくなる、と考えても良いでしょう。

パーソナルカラーとパーソナルデザインは車の両輪みたいなもので、どちらかのタイヤが外れてしまっても車は前に進めない、ということですね。

イメージコンサルタントはイメージコンサルティングをしています

ということで、技術的にパーソナルカラー診断とパーソナルデザイン診断は切り離せない、とご理解いただけたと思います。

イメージコンサルタントは「診断して終わり」のお仕事ではなく、診断は最初の一歩。

診断結果に基づくその後のアドバイスこそが本領です。

「コンサルタント自身の判断」でくだした診断結果に基づいて正しくアドバイスする。

そのためには、自分の目でパーソナルカラーとパーソナルデザインを続けて診断する必要があるわけです。

ベストカラーコムがパーソナルカラー診断だけ、とか、パーソナルデザイン診断だけ、とかをしない理由がここにあり、また、「イメージ診断屋」ではなく、「イメージ“コンサルタント”」と名乗っている理由もここにあるのですね。

下記リンク先の記事でも同じようなことを説明していますので、ご参考にご一読ください。

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■ これまでのQ&A記事へのリンク
Q&A(よくあるご質問への回答)リスト


■ こちらでも他の質問にお答えしています。
公式サイト「よくあるご質問 (Q&A)」

Q:通販サイトにある化粧品の画像で似合う物を探せますか?

今回もQ&Aをお届けします。

:ネットで見つけた化粧品のURLを送りますので、私に似合うか確認していただけますか?

A:化粧品をネットの写真だけで判断することはできません

残念ながら、服と違って化粧品は、ネット上の写真や情報だけでは、その人に似合うかどうかの判断をくだすことはできません。

というのも、スマホやパソコンの画面は機種によって表示されている色が微妙に違います。

同じ機種の画面でも調整によって、少し違う見え方をしている場合もあるのが現状です。

つまり、同じサイトの商品を見たとしても、あなたが見ている画面と私が見ている画面では、同じ色に見えているとは限らないわけです。

しかも・・・

なかには化粧品メーカーの公式サイトに掲載されている画像ですら、実物では全然色が違っているという商品もあるくらいですよ・・・

化粧品は必ず自分の肌でテストして選ぶこと!

最近は「こちらはイエローベース」「こちらはブルーベース」と説明付きの化粧品もありますね。

「これで化粧品探しも少し楽になりますね」と言いたいところですが、実際はそうも甘くないのがメークの世界。

というのも、化粧品のなかには記載されている色名と、商品の実際の色が微妙に違っている物もあったりするくらいだからです。

要するに――化粧品は実際に試して色を確認するのが必須!

しかも、顔に付けてから時間が経つと変色していく物もあったりするので、付けてすぐ外してしまうのではなく、時間を置いて変色しないか、まで確認するとなおさら確実です。

ということで、化粧品探しは少し手間がかかりますが、自分の顔色に関わるもっとも重要なアイテムです。

それだけの価値があることを理解して、しっかりと自分の顔でテストして選ぶ習慣をつけましょう。

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コンサルタントに見せるための写真の撮り方【UPDATE2】

本記事は 2021年10月30日 掲載分の追記版です。
・UPDATE1:2022年7月13日
・UPDATE2:2023年11月6日

ベストカラーコムには、受診者さんが自撮り写真を送ってきて、その時着ている(試着している)服についてアドバイスするサービスがあります。

今回は「コンサルタントに見せるための自撮り」のコツと注意点をお伝えします。

普通の自撮り感覚で撮るとアウト!

お店(や家)でお気に入りのアイテムを身につけて試着したら、自撮り写真を送ってコンサルタントにアドバイスを求めるわけですが、ここで注意したい点があります。

自撮りのテクニックもさまざまにありますが、コンサルタントに送る写真に、そのようなテクニックを駆使(くし)してしまうとアウト です。

ありのままのあなたの写真でないと、アドバイスがずれてしまう危険があるからです。

ということで「アドバイスを求めるための自撮り」のポイントはこちら↓

コンサルタントに見せるための自撮り方法

①鏡に映った自分を撮る

自撮りするのではなく、カメラ(スマホ)を鏡のなかに映っている自分の姿に向けて、全身像で撮ってください。

他人の立ち姿を撮影するような感じですね。

②カメラ(スマホ)は脇あたりに構える

カメラを顔の高さに構えた写真では、あなたの顔が見えなくなります。
また、足も短く写ってしまうかもしれません。

しかも、胸の前にカメラがあると、肝心の服がカメラと腕に隠れてしまいます。

③視線は鏡の中のカメラのレンズ(自分の姿にではなく)に向ける

写真を撮る時の視線は自分が手に持っているカメラに向けるのではなく、鏡に写っている方のカメラのレンズ(自分の顔ではなく、あくまで鏡の中のレンズ)を見てください。

レンズから視線が外れていると、目の向きが変な方向に向いた写真になることがあります。

④最低限、口紅とチークは付ける

パーソナルカラーとパーソナルデザインに合ったメークで顔色をしっかりと出した状態で写真を撮ったほうが、似合うアイテムかどうかの判断もしやすくなります。

その服が顔に似合うかをアドバイスするための写真ですので、マスクを付けている場合は、一時的に外して 撮ってください。

また、メールに添付してお送りいただく時にお願いしたいこともあります。

写真をお送りいただくときのお願い

①あなたのフルネームとパーソナルカラー・パーソナルデザインを書く

同じ名字の受診者さんがいらっしゃると確認に時間がかかりますので、必ずフルネームをお書きください。

また、お名前がないメールはメールアプリのスパムフィルターによって、自動的にゴミ箱に振り分けられてしまうことがありますので、ご注意ください。

②画像には必ず番号を書く

アドバイスする時にどの写真のことを指しているのか、お互い混乱しないようにするために画像には番号をつけてください。

③どういうシチュエーションで使う予定なのかを明記

「選ぶべきアイテム」の基準はTPOで変化します。

「この服、どうですか?」だけでは的確な返事が難しくなりますので、どういう目的で使うアイテムなのかを添えて、ご相談ください。

  • 仕事で営業や謝罪に行く時用に――
  • リゾート地へ旅行に行く時用に――
  • デートやパーティ参加用に――
  • 普段着で近所に買い物にいく用に――
  • などなど・・・

最後にもうひとつ――
コンサルタントに相談されるときは、

先にお送りした資料をしっかりと読み込んで、アイテム選びの時にもしっかりと吟味をし、これこそは!

――というアイテムで相談されることをお勧めします。

診断後間近のころは、すぐにアイテムを買いそろえようと焦るのではなく、ご自分に合う物が何かを理解することが大事だからです。

あせることなく、少しずつ、パーソナルカラー・パーソナルデザインの理解を深めていってくださいね。

そのためにも以下の記事を参考にしてください。

ということで、「コンサルタントに見せるための写真の撮り方」でした。

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Q:最近、パーソナルカラー「春」「冬」はよりツヤ肌を強調、「夏」「秋」はマット肌にするメーク方法が流行りですがどうですか?

今回も、コンサルティング中に私が説明をはしょると、あとでよく寄せられることになる質問についてお答えします。

:最近、パーソナルカラー「春」「冬」はよりツヤ肌を強調したり、「夏」「秋」の人はよりマット肌にするようなメーク方法が流行していますが、このやり方は私もできますか?

A:肌ツヤを不自然に強調しすぎることはおすすめできません

パーソナルカラーによって肌ツヤを出したり、不必要にマットにしすぎたりするやり方はおすすめできません。

最近、よく聞くのが――

「彩度が高い物が似合う『春』『冬』の人は化粧品でツヤ肌を強調する」

とか

「彩度が低い物が合う『夏』『秋』の人はマットな肌になる化粧品を使う」

といったことをしている人がいる、というものです。

ただ・・・これって、あまりおすすめできるやり方ではありません。

服選びで彩度が重要なのは言うまでもないことですが、その「似合う服」によって、あなたの顔色は底上げされているはずです。

その顔色をメークでさらに強調してしまうと、どうなるか、冷静に考えてみましょう。

ピッカピカの顔も、逆にマットすぎる唇も、どちらも不自然ですよ。厚化粧で顔色を潰しているのと変わりません。

ということで、「ツヤ肌・マット肌」に関しては、パーソナルカラーにおける「彩度」に結びつけなくてかまわない、という結論になります。

そもそも、どのパーソナルカラーであろうとも、肌はほどよくツヤがある人もいれば、マットな肌の人もいます。

これを、「春」「冬」はツヤ肌にするとか「夏」「秋」はマットにするというのは、逆に不自然さを強くしてしまうことになりかねないわけです。

マットな肌の強調は危険!

このパーソナルカラーの彩度に合わせた肌ツヤ強調メークですが、「夏」「秋」のかたがことさらマットな肌感にしようというメークは危険です。

そもそも「キレイな目と唇」にはツヤがあるもので、口紅などを使ってそのツヤを引きたてようとしているわけです。

そのツヤを逆に消していこうというメークって、わざわざマネキンみたいに生気のない顔色にしてしまうわけで、メークの意味がなくなってしまいますよね。

なんにせよ、やりすぎ注意、です。

そもそも似合う服とメークをすれば、余計なものはいらない、真のナチュラルメークが可能になるのですから。

もちろん、パーティーなどあえて派手にするべき時は、場合によってピカピカメークも必要になるときもありますから、結局、TPOを考えて使いこなしましょう、ということになりますね。

ということで、パーソナルカラーの彩度と肌の彩度を結びつける考え方はすこし短絡的でデメリットの多いやり方だといえるでしょう。

今回はここまで。それではまた――。

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