香咲ハルミとパーソナルデザイン【4】のつづきです。
当時のデザイン診断の講座内容
さて、その後まもなく、私、香咲ハルミはイメージ
コンサルタントになるべく養成講座を受けることになります。
もちろん、デザイン診断に関する疑問だけで受講したわけ
というではないのですが、そこの経緯についてはテーマと
違う話ですので、またの機会に。
![](https://www.kosakiharumi.com/wp-content/uploads/2014/06/line2.gif)
簡単に当時の講座内容をふり返りますと、デザイン診断の
くわしい手法などは何も教わることがないというのが、
実情でした。
いくつかのタイプの絵を見せられ、それぞれ簡単な説明が
あっただけ――いえ、実際、本当に、デザインに関する
授業内容はこれだけだったんです。
それも、背の高い人は背の高いタイプのグループへ、
背の低い人は背の低いタイプのグループへ……
といったような感じの単純なもの。
当時の私は、「うーん、プロ養成でも、こんな程度の
内容しかないのかしら……」とガッカリはしたのですが、
「まあ、これで回っているというなら、こんな感じで
いいんでしょう」とシンプルに受け取ることにしたのでした。
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ですが、プロになって、実際にお客さまのデザインを
診断するようになると、かねてからの疑問が大きく
ふくれあがっていくことになったのです。
まず、最初に気づいたのは、背の低い人は背の低い
グループへ、などといった単純な基準だけでは
判断できないということ。
背の低い人のなかにも、背の高い人の入るタイプを
当てはめたほうがステキになる人も多いし、
背の高い人でも、背の低い人のタイプの方が
ステキになることもありました。
もちろん――
身長以外にも、体格(骨格)・顔立ち・
雰囲気、など……さまざまな要素を見逃さずに
トータルで見る技術――
これが、本当のデザイン診断なのだと、数多くの受診者に
向き合っていくうちに思い知らされました。
さらに、もっと大事なことに気づかされたのは、
「似合うデザイン」と「似合う色=パーソナルカラー」は、
同じくらい大事なものであるということ。
「似合うデザイン」が欠けていては、いくら「似合う色」を
使ってもチグハグになってしまいますし、逆にいくら
「似合うデザイン」を使っても「色」を外していては、
「顔色の悪い人」のままです。
まさに、パーソナルカラーとパーソナルデザインは車の両輪。
どちらが欠けても、前へは進めない対等な「魔力」を
持つものと言えます。
デザイン診断は、私の友人たちが受けたような
「軽いあつかい」で流されていいようなものではない
と、今ははっきりと言えます。
![](https://www.kosakiharumi.com/wp-content/uploads/2014/06/line2.gif)
こうして、コンサルティングの現場で診断技術を
鍛(きた)えあげられた私は、のちにこの複雑な技術へと
進化させていったデザイン診断を
「パーソナルデザイン診断」
と名づけ、ベストカラーコムの提供する現在の
パーソナルデザイン診断技術ができあがっていったのです。
【6】につづく