メークしても化粧品の色が映(は)えない肌になっていませんか? 【2】

前回、

「化粧をすればするほど、正しい化粧品選びが難しい顔になっていく」

という問題を解決する方法を紹介しましたが、その続きです。

休メーク日を作りましょう、と言われても・・・

前回、

「化粧品によって顔色が抜けていくことがある」
「だから休メーク日が必要です」

とお伝えしました。

休メーク日をもうけることで、顔色や肌つやが戻ってきます。

若いうちなら少しくらいの化粧品ダメージなんてものともしないでしょうが、「お肌の曲がり角」なんていわれる30代あたりになってくると、そうとも言っていられませんね。

休メーク日をつくって、肌つやを戻す時間がいるわけです。
肌を休ませることで化粧ののりがよくなり、ナチュラルメークでもステキになれるでしょう。

とはいえ、ここで問題がひとつ――

休メーク日を作れと言われても、「スッピンで外に出て行く」というわけにはいかない人も多いと言うこと。

全部やめなくていい。少しずつで良いんです

「メークを全くしない日は作れない。どうしよう!」

いえいえ、そんなに杓子定規に考える必要はないんですよ。

全部やめなくてもいいんです。

例えば――
今日はファンデーションをやめて、パウダー程度にして、ポイントメークで慣らしていく。
この程度でも良いことなんです。

つまり、肌を少しでも休ませていくのが目的の「休メーク日」ですからね。
一度に全部やめなてくも、少しずつ工夫すればいい。
それくらいの軽い考えでも充分だと思いますよ。

ところで、「慣らしていく」というのは、この場合、あなたの肌だけではありません。
ここには「周りの人間の目も慣らしてしまう」という意味も含まれています。

はっきり言いましょう。
あなたが上のような工夫をしても、周囲の人がそうそう気づくことはありません。
嬉しいのやら、悲しいのやら・・・。

それどころか、肌が回復してきて、つやつやしてくると、ますます周囲は気づきません。

いえ、むしろ、化粧ののりが良くなってくるので、ますます上手にメークできるようになって、褒められることが増える可能性すら高くなります。

特に男性に対して効果的。
彼らから見れば、「化粧いらずの肌をした女性」となるからですね。

ということで、今回はここまで。
それではまた――。

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メークしても化粧品の色が映(は)えない肌になっていませんか?

ここしばらくメーク選びについて紹介してきましたが、今回はもうひとつ注意したいポイントを紹介します。

問題は
「化粧をすればするほど、正しい化粧品選びが難しい顔になっていく」
ということです。

日々のメークが顔色を悪くすることもある

正しい化粧品選びは、安易な情報に飛びつくのではなく、自分の肌で正しくテストをしたうえで判断しましょう。

――というのが前回までの内容でしたね。

ところが、普段から化粧をし続けていると、とある問題が起きる人がいます。

それは、化粧品の成分によって顔色が薄くなっている人もいる、ということ。

同じ化粧品を数年も付け続けていると、顔色が悪くなってくる人がいるんです。
でも、毎日見ている顔なので、なかなか気づけない。

昔から使っている化粧品だから、と同じ物を使っていると、だんだん似合わなくなっていくこともあるのです。

例えば、口紅などがわかりやすい例です。
毎日毎日、口紅を付けていると唇の色って悪くなっていくんですよ。

唇に色がなくなっていくから、余計に口紅が必要になっていく
 ↓
でも、付ければ付けるほど唇の色が消えていく・・・

まさに悪循環ですね。

要するに、極端な言い方をするなら、
化粧は顔色を奪っていくこともある
ということです。

化粧品というのは、思ったよりも顔から色を抜いてしまう両刃の剣なんですね。

顔色が悪くなっている状態で化粧品テストしても、正しく判断できない場合もある

皮肉にも顔色をよくするための化粧品によって顔色が悪くなっている。

そんな状態で、その化粧品が似合うかどうかテストしようとしても、うまく判断できないといケースもあります。

もちろん、プロのイメージコンサルタントであれば、そういう場合でも判断できるように訓練していますから、コンサルタントに相談して選べば問題ありません。

でも、プロではない受診者さんなどが自分で判断しようという場合は、正しくテストできない場合もある、ということですね。

顔色を保つにはメークをしない日を作ること

そこで、お勧めしたいのが次のこと。

化粧は顔色を奪っていくので、休肝(禁酒)日のように「休メーク日」を作るようしましょう。

実際、メークをしない日を作るだけで、少しは顔色が戻ってきて、若々しさが復活します。

例えば、ある受診者さんの話


唇に色があまりないことにコンプレックスをいだいていらっしゃいたかたがいました。

彼女は、私からコンサルティングを受けたあと、私の勧めに従って、休「口紅」日をつくるようにしたのです。

すると、ほどなくして、唇の赤みが戻ってきた、と、喜びのメールをくださいましたよ。

特に、ファンデーションなんて、顔全体に塗るものですからなおさら「休日」をつくることをお勧めしたいところです。

顔色がよくなると、パーソナルカラーがますますひきたつようになりますし、化粧品選びもより簡単になっていくでしょう。

ということで、今回はここまで。
それではまた――。

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「各パーソナルカラーごとの鉄板と言える化粧品は――”ほぼ”ありません」の反響

皆さま、こんにちは。
ベストカラーコム イメージコンサルタントの香咲ハルミです。

前回の記事
「各パーソナルカラーごとの鉄板と言える化粧品は”ほぼ”ありません」
ですが、
「そういうことだったのか!」と腑(ふ)に落ちた、
という声がいくつも届きました。

「鉄板化粧品」とされる物を使ってみたけれどイマイチだった、という人がけっこういらっしゃるようですね。

でも――
「有用な情報」をまとめて発表しようという人はいても、
「有用な情報の真偽」をまとめたり、発表したりしようという人は少数ですよね。

どうしてもその手の情報は広がらないわけですが、それも仕方のないことだと思います。

(ですから、今回、そのテーマで記事を書いたわけですが・・・)

とにかく、今はさまざまな情報が飛び交う社会です。
でも、その情報は玉石混淆(ぎょくせきこんこう)。
良い物もあれば、それほどでもない物も出回っています。

化粧品に限らず、しっかりと”テスト”して使っていきたいですね。

お盆ですので、今回は短く、「前回までのまとめ」みたいな内容でした。

それではまた――。

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各パーソナルカラーごとの鉄板と言える化粧品は――”ほぼ”ありません【5】

皆さま、こんにちは。
ベストカラーコム イメージコンサルタントの香咲ハルミです。

「このパーソナルカラーの人には『鉄板』化粧品はこれ!」
という特定の化粧品はなかなかありませんよ。

――という話を進めてきました。

そんななか、くしくも次のような話があったのです。

「鉄板」化粧品情報が生み出される瞬間を見た話

先日、ある受診者さんが普段使っている化粧品を確認したところ、その人の顔色には全然合っていないものだったことがありました。

まあ、これは別に問題ありません。似合う物が分からないからこそ、それを知りたくて診断を受けにいらっしゃるのですから、正しく似合う化粧品を伝えるのがコンサルタントの仕事です。

ただ問題となったは、その人の持っていた物と同じ化粧品を持ってきた受診者さんがその後、何人も続いたことでした。

「ひょっとしてこれは・・・」と思って、なぜそれを選んだのかお尋ねしたところ、

「『鉄板』化粧品として出回っていた情報を信じて、それを購入した」
というお答えでした。

どうやら、その情報を出したコンサルタントさんも、
“あなたには” その化粧品は似合いますよ」
とその受診者さん限定の話として答えたそうです。

でも、それがなぜか、
「その受診者さんと同じパーソナルカラーの人みんなに同じ化粧品が似合う」
と誤解されて広まってしまったとのこと。

こうやって、あやまった「鉄板」化粧品ができあがってくる歴史を垣間(かいま)見せられたのでした・・・。

コンサルタントの適切な指導が必要な理由

いつも、当ブログでは、

「困ったことがあったらいつでもコンサルタントにご相談くださいね」

と書いてきました。

でも、これは社交辞令で言っていることではないんですよ。

せっかくコンサルタントと縁ができたのですから、出所不明な誤解された情報におどらされてしまうのはもったいないことです。

コンサルタントに相談があればこそ、
「誰にでも合う」という曖昧な情報ではなく、
「あなたにこそ、これが似合う!」
という情報をお伝えできるのですから。

「世界でひとつだけの花」であるあなたを輝かせる方法をコンサルタントと一緒に考えていきましょうね。

そのほうが確実ですし、絶対にお得だと、私は思いますよ。

それではまた――。

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各パーソナルカラーごとの鉄板と言える化粧品は――”ほぼ”ありません【4】

皆さま、こんにちは。
ベストカラーコム イメージコンサルタントの香咲ハルミです。

化粧品は他人が似合っていても、あなたに似合っているかは分からないので、「自分の肌でテストして選ぶ」 を徹底しましょう。

ということで――
今回は上手にメークをするために守るべきポイント(でも簡単!)をご紹介しようと思います。

正しいメークの基本、ご存じですか?

メークの基本といっても、「この角度で塗って」とか「○○の上に××を重ねて」とか、いう小難しいテクニックではありませんのでご安心ください。

当然ですが、前提に
「パーソナルカラーとパーソナルデザインに合ったパーソナルメークであること」
があるのは言うまでもないことですね。

その上で、基本となるのが次の3つ。

メークの基本1 メークをする場所は明るい部屋で

メークにおいて照明は大問題なんですよ。
自然光の入る明るい部屋でメークをしましょう。

洗面所のような明るさの足りない場所では、実際よりも化粧の塗りが足りないように感じてしまいます。

自分では「これくらいでOK」と思っていも、他人が見ると「真っ白けの顔」になってしまうリスクが高いので、ご注意を。

メークの基本2 ぼかすことが大事!

「チーク」「アイシャドウ」「眉」はぼかすのが大事。

化粧品を顔につけたら、それで完了、という人がいますが、これで終わってはいけません。
ちゃんと、ぼかすこと。
これで自然な感じになりますよ。

というより、ぼかさないと、パーソナルカラーを使っていても、厚化粧に見えてしまうこともあるくらい ですから、絶対にぼかしましょう。

はっきりいって、この基本を知らない人は「人生、かなり損しますよ!」と言い切ってもいいくらいの内容だったりします。

メークの基本3 付けすぎない

付けすぎると厚化粧。これは常識ですね。

小さな手鏡のようなものを覗いてメークしていると、付けすぎになることが多いです。
というのも、手鏡のなかの狭い部分しか見えないため、少し付けすぎくらいにしないと、もの足りなく感じてしまう人が多いからです。

顔全体が映るくらいの鏡で、顔全体の調和を見ながらメークしましょう。

鏡に映った自分をまるで他人の顔を見るように、冷静に見ることが大事。

少し付けすぎメークになってしまっても、顔全体のなかから浮いて見えることに気づけます。

もちろん、

  • パーティであればドレスや着物に合わせて少し華やかに
  • 逆に薄暗い場所でのお仕事なら少し濃いめに

でかまいませんから、そこはTPOで判断してくださいね。

よく分かりません、というかたは、いつも言ってますが、コンサルタントに相談して進めていけば良いでしょう。

それではまた――。

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