少しずつ減ってる口紅放浪者【3】

「口紅放浪者」編の最終回です。

若い世代に濃い口紅が流行し始めた理由

最近の若い女性の間で、だんだんとはっきりした口紅をつけている人も増えてきています。
考えられる理由としては――

  1. 化粧品業界が濃い口紅を売り込み始めている

    薄付きの口紅は、すでに女性の間に行き渡っていると言っていい現状です。メーカーとしては、「新商品」として、今度は濃い口紅を仕掛けていきたいと考えているようです。


  2. アラフォー以上の女性が薄い口紅で顔色が良くならないのを若い女性が感じ始めた

    母親などのベージュの口紅を見て、「顔色が悪い」とか「キレイじゃない」と感じてきた子どもたちが、今、大人になってきて、自分はそういう風にはなりたくない、ちゃんと化粧したいと感じる人が増えてきています。

「時代は回る」と言いますが、

ひと昔前、母親の濃い口紅とブルーのアイシャドウを嫌がっていた若い人たちが母親世代になって、今の若い世代に薄いのではダメと思われるようになった――

という逆転現象が起きはじめているようですね。

濃い口紅を使ううえでの注意点

ということで、徐々にはっきりした色の口紅が求められ始め、薄い口紅では顔色を出せなくて「口紅放浪者」になっていた女性も、だんだんと減りつつあることは良いことだとも思います。

ただし、注意点としては、濃い口紅は、はっきりした色合いだけに、自分のパーソナルカラーに合わない色を使うと、より顔色を悪くする危険があります。

しかも、似合う赤い口紅をさがすとしても、ようやくメーカーが重い腰を上げはじめたところなので、まだまだ市場が追いついてきていません。

自分のパーソナルカラーに合った口紅なら、多少濃いめの色でも、顔色をさらによくしてくれますので、しっかりと合う物を探しましょうね。

そんなこと言われても、自分では探しきれない、というかたは、イメージコンサルタントに相談してくださいね。

それではまた――。

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少しずつ減ってる口紅放浪者【2】

濃い口紅
「口紅放浪者」の話を前回、紹介しました。

うーん、やっぱり語呂がイマイチですかね?
でも、まあ、いいんです。
最近は「口紅放浪者」も減ってきているんですから。

減りゆく口紅放浪者、増える濃い口紅を求める人

以前は、はっきりした口紅はイヤがられていたものですが、最近の若い女性の間で、だんだんとはっきりした口紅をつけている人も増えてきています。

パーソナルカラー診断時におこなう口紅テスト


パーソナルカラー診断の時に確認用の口紅をつけますが、その時に使うのは、そこそこはっきりした色の口紅です。

普段から、これを付けないといけないとすすめるために付けるわけではく、確認用なので、薄付きの口紅では意味がないんです。

でも、付けたら、やっぱり似合うんですけどね (^ ^)

でも、以前なら、若い女性の受診者さんは、確認用とわかっていても付けるのをイヤがる人が多かったです。

ところが最近は、若い受診者さんからの抵抗は少なくなってきています。

最近は、すこし気おくれしている様子を見せるのも、30代~40代の人でいるくらいになっています。

ずばり、26才以下の人は、抵抗がない、と断言できるくらいになってきました。

それどころか若い人からは、逆に赤い口紅を教えて欲しいという要望すら寄せられることが多くなってきました。

先日も21才の女性が、イブサンローランの鮮やかで赤い口紅を普段使いされていました。

ようやく「薄付き口紅」の時代が終わり始めているのかもしれません。


次回は

「若い世代に濃い口紅が流行し始めた理由」
「そこで起こってくる問題」

についてお届けします。

それではまた――。

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少しずつ減ってる口紅放浪者【1】

薄い口紅
「口紅難民」――という言葉をご存じですか?

知っているはずがありません。
私がつくった言葉ですから、はい (^_^;)

もう10年近く前に、メルマガ「センスがなくても似合う色を使いこなしてキレイになる」誌上で紹介した言葉です。

とはいえ、最近は難民問題もクローズアップされていて、使うのもはばかられるかもしれませんので、「口紅放浪者」と言い換えたいと思います。
(ちょっと語呂が悪いかもしれませんが……)

「口紅放浪者」とは?

自分に似合う口紅が見つからずに、さまよっている人のこと。

「さまざまな色の口紅を付けてみたけど、どれを付けても冴えない感じになっちゃう……」

果たして「口紅放浪者」に安住の地(似合う口紅)は訪れるのでしょうか――


「口紅放浪者」になる人に多いのが、次のような人。

  1. 薄いヌーディな色の口紅を好む。
  2. はっきりした色を使うことに拒否感がある。

ナチュラルメークを目指して、はっきりした色の口紅は眼中に入らず、薄付きの口紅ばかり求められていた時代が長くつづき、はっきりした色が似合う女性は「口紅放浪者」になっていったのです。

自分のパーソナルカラーを知り、本当ははっきりした色が似合うとわかった人の中にも付けるのをためらって、薄付きの口紅に逃げてしまう人もいます。結果、なかなか顔色が良くならないことに苦しみ続けるわけで……。

もう、こういう人はナチュラルメークと似合うメークは別物とあきらめましょう。そして、自分をもっともキレイに見せてくれる口紅で、パッとしたステキな女性になる覚悟を決めましょう!


なお、薄付きの口紅が全員に似合わない、というわけではありません。

パーソナルカラー「夏」の人は、薄付きの口紅でも(色が合っていれば)顔色が良くなる、という利点がありますよ。

と、「口紅放浪者」を紹介したところで言うのもなんですが、最近、「口紅放浪者」さんが減ってきているんです。

くわしくは次回に――。
それではまた――。

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ステキに目立つか、悪目立ちするか【3】

今回は、お堅い職場のような場所で、悪目立ちしないアレンジの方法を、各パーソナルデザインごとに紹介します。

【前記事】
ステキに目立つか、悪目立ちするか
ステキに目立つか、悪目立ちするか【2】

■「ファッショナブル」タイプ


シャープなものをどこかにとりこむだけ。
べつに派手な格好をする必要はありません。

たとえば、カーディガンやジャケットやなどを無地にすれば、中に着るブラウスやキャミソールにさり気なく幾何学模様を使うとか、またはトップスを無地にしてスカートにストライプを使う……

など、です。

■「フェミニン」&「ロマンス」タイプ


細部にやわらかさが加われば良いですね。

襟(えり)がほんの少し柔らかいデザインになるだけで印象は格段にかわります。
あるいは、スカートの素材を柔らかいものにする……

など、です。

■「キュート」タイプ


個性的な物が似合う「キュート」タイプは、ジャケットに肩章がついていたり、少し目立つボタンが一つついているだけでオシャレに見えますよ。

■「ナチュラル」タイプ


「ナチュラル」タイプはお堅い雰囲気とは相性が悪い、と思っている人が多いでしょうね。

でも、シャツブラウスの襟をジャケットの襟の上に出すとか、ブラウスを中に入れずにオーバーにしてベルトをすると、キチンと感も出て、ラフな雰囲気もさりげなく演出できますよ。

■「グレース」タイプ


上品なタイプである「グレース」はフォーマルとの相性は抜群ですから、簡単ですね。

ただし、品の良い動きをしないと、服よりもそちらのほうが「悪目立ち」するタイプなので、ご注意を。

要するに、似合うファッションとは、コスプレみたいに「大きな変化がないとダメ」というものではない、ということです。

細かい部分を変えていくだけでも良い印象をつくりあげることができるんですよ。

それではまた――。

ステキに目立つか、悪目立ちするか【2】

「ステキに目立つ」ことと「悪目立ちする」ことを混同すると大変、というお話の続きです。

【前記事】ステキに目立つか、悪目立ちするか

さて、この「ステキに目立ちましょう」は、「すでにファッションをがんばる気持ちがある」受診者さんにも伝えることがあります。

がんばる気持ちがあっても挑戦できない場合がある

前回の記事の「オシャレに気おくれする場合」と今回の場合に通じることは、

「チャレンジしない、楽なほう」を選んでしまう傾向がある

ということなんです。

「気おくれする」から「チャレンジできない」というのはわかりますよね。
では、「ファッションをがんばる気持ちがある」のに「チャレンジできない」というのはどういう意味でしょう?

それは、同じような格好からはみ出せなくなっている場合がある、ということなんです。
例えば――

  • 「これが似合いますよ」と新たなファッションアイテムを教えても、ついつい以前と似たような服のほうを選んでしまう。

もしくは――

  • ひとつふたつのベストアイテムを自分で決めて、それ以外のアイテムに挑戦しなくなる

なんてことになる場合があるわけです。
(なかには無自覚にそうしていることも……)

どちらも「いつも似たような格好をしている人」というイメージを他人に持たせてしまうことになりかねません。

「オシャレな人」「いつも似たような格好をしている人」では、全然、印象がちがいますよね。

ひとりで悩まないでイメージコンサルタントに相談を

なにも「たくさん服を買いましょう」と言っているわけではありませんよ。

ただ、せっかく自分のパーソナルカラーとパーソナルデザインを知ったのですから、無数にある似合うアイテムを少しでも多く取り入れて、幅広くファッションを楽しみたいものですね。

だからこそ、こういう人々のために「ステキな自分になることを覚悟しましょう」と伝えることにしているんです。
(これもメルマガなどでは、そういう文脈のなかで出している言葉です)

でも、そのためには、自分ひとりだけでは心もとないなあ、と思うのでしたら、イメージコンサルタントに頼れば良いのです。

あなたの幅を広げるお手伝いをするために、私たちコンサルタントはいるのですから、遠慮しないでくださいね。

さて、これだけで終わるとなんですので、

「お堅い雰囲気の職場で、パーソナルデザインをどうやって取り込めばいいのか」

を次回紹介したいと思います。

それでは――。

ステキに目立つか、悪目立ちするか

ときどき、私は受診者さんに「パーソナルカラー・パーソナルデザインを使いこなすことは、『ステキに目立つこと』だから、ステキになることを覚悟してくださいね」と伝えることがあります。

これについて、

「私の職場はお堅い雰囲気なので、ステキに目立てと言われても、悪目立ちしてしまいます。どうすればいいですか?」

という質問がきました。

本来はこういう内容はメルマガのほうでお届けしてきたものですが、こちらしかご覧になっていない、というかたもいらっしゃるので、お答えします。
→ メルマガ バックナンバーサイト
「ステキに目立つ」ことは「悪目立ち」とは別の意味

この質問をされるかたは、そもそも「ステキに目立つ」ことと「悪目立ちする」が同じ意味にとらえていらっしゃるのかもしれません。

そのとらえ方では、どちらもただ「目立っているだけ」という意味になってしまいますね。

でも、この私が「ステキに目立て!」と言っている意味は「とにかく目立ちなさい」という意味ではないのです。

これは、「今までファッションにあまり力を入れてこなかった人」に向けて言っている言葉なんです。

ステキなファッションに身を包むと、どうしても気恥ずかしくなって、なかなかオシャレに踏み出せず、イメージコンサルティングを受診してもなかなか変われない。
(しかも、これ、無意識に足踏みしている場合もあります)

でも、そういうかたでも「もっと人生を良くしたい」からこそ、コンサルティングを受診したわけです。変わりたいんですよね。

だから、最初の一歩を踏み出す勇気が必要。

そこで背中を押すためのコンサルタントの言葉が必要なら、「ステキになる覚悟をもって、人生をレベルアップさせましょう!」と伝えます。

(メルマガなどでも、そういう文脈のなかで、この言葉が出てきますよ)

「ステキになって目立つ」とは、つまり「人の目にとまること」

他人から「ステキだな」と思われる人って、良い意味で目につく人――人の目にとまるからこそ、ステキかどうか感じてもらえるわけです。

人の目にとまらないようでは、「いくら私は変わったつもりなんだけど」と言っても、「ステキな人」とは思ってもらえません。

繰り返しますが――「ステキになって目立つ」とは、つまり「人の目にとまること」。

それがあなたをどこにでも転がってる石ころではなく、「特別な宝石」たらしめるんです。

宝石が輝くことを恐れないように、あなたも輝く自分の人生を楽しんでくださいね。

さて、この「ステキに目立ちましょう」ですが、実は「すでにファッションをがんばる気持ちがある人」にも伝えることがあります。

自分を飾ることに気おくれする人とは逆に、やる気マンマンな人相手でも、この言葉が必要になる場合もあるんです。

それは次回、解説します。

(また回をまたげば、お堅い職場でどうやってパーソナルカラー・パーソナルデザインを活かせばいいのか、もお伝えする予定です)

それでは次回に――。