前回、どのパーソナルデザイン・タイプの人でも着方によって着物でステキになれますよ、と説明しました。
今回は簡単ではありますが、パーソナルデザイン・タイプごとに似合う着物の例を紹介しましょう。
パーソナルデザインごとの着物
着物を選ぶときに、各パーソナルデザインごとに以下のポイントに注目して選ぶと良いでしょう。
■ ファッショナブル・タイプの着物の一例
- 華やかで大きな柄のもの
- 半襟の幅が少し広いもの
- 着物とはメリハリのある色の帯
- 華やかな変わり結び
■ ナチュラル・タイプの着物の一例
- 無地のもの
- 上品な縦の柄や直線的な柄のもの
- 規則的で小さい花柄のもの
- ほどよい変わり結び
■ グレース・タイプの着物の一例
- 無地(地模様)のもの
- 小花の柄や、きちっと並んだ柄のもの
- 着付けは正統派にしましょう
- 標準的で上品な変わり結び
■ フェミニン・タイプの着物の一例
- 中くらいの花柄のもの
- 少し大きめの柔らかい花柄のもの
- 華やかな帯
- 帯揚げも華やかにしましょう
■ ロマンス・タイプの着物の一例
- 大きめで柔らかい丸みのある柄のもの
- 抜き襟
- 半襟を幅広にしましょう
- 華やかな変わり結び
■ キュート・タイプの着物の一例
- 大きさの違う花柄がまじるもの
- 半襟の色を楽しみましょう
- 少し抜き襟
- 変わり結び(アシンメトリーのもの)
上で紹介したものはあくまで一例ですが、参考になるかと思います。
ところで、前回の記事で帯の工夫について触れましたが、帯というなら帯揚げや帯締めの形でも一工夫で、パーソナルデザインごとの着物を楽しめますよ。
例えば、グレース・タイプなら帯揚げは帯の中に、ファッショナブル・ロマンス・キュートなら帯の上に華やかにアレンジ、などといった具合ですね。
ということで、今回はここまで。
それではまた――。
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