M・Tさんの感想続き――シチュエーション&実用問題

M・Tさんのコンサルティング感想からの連載中です。

【関連記事】
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今回のテーマはこちら↓。

2.シチュエーション&実用問題


通勤5:子育て2:他ほぼ0の生活ですので、ワードローブもなるべくその比率にしたいですが、通勤のドレスコードがなかなか厳しく、何を着ていたらいいのかわからなくなってきました。
(中略)
こういう場合、通勤のドレスコードに合わせた上で、可能な範囲で盛るということになるんでしょうか? もう通勤服はPCだけ合わせていくとかでも大丈夫なのでしょうか???

(M・Tさんの感想から抜粋)

TPOに合わせたパーソナルカラー/デザインの使い方

M・Tさんは「春」の「キュート」タイプ。

こういうと、最近は「キャピキャピ感のただようタイプですね」なんて言われることも多いのですが、実はこれ、「外れるパーソナルデザイン」的な考え方です。

いくら「キュート」という名前のタイプだからといって、「キャピキャピ感のただよう」ファッションにしたら、やりすぎですし、ある程度、知性的な感じや上品さも必要でしょう。

たとえば、M・Tさんの場合なら、お仕事の時には、インナーに適度な柄物やデザインのあるものを組み合わせるだけで良いんです。

「キュート」タイプは「どこかに変化があれば良い」んです。
(「変化だらけにすれば良い」ではないということ)

一カ所二カ所、軽い変化を付けてみましょう。
それだけでもステキになれます。

特に今回はお仕事時の服という条件であって、パーティやレジャーの時とは違うのですから、やりすぎはむしろマイナス。

また、通勤時にはストールなどをうまく使えば、色やデザインを足すことができるので、「変化」を楽しめると思いますよ。

パーソナルカラー/デザイン原理主義にならないで

今回の話のように、自分のパーソナルカラー/デザインに合わせようとするあまり、あまりに特徴的な格好をしなくてはならないか、と言えば、そうではないということです。

「キュート」タイプだって、TPOによっては、どこかに少し変化を入れるだけで良い時もあります。

シンプルが似合うという「ナチュラル」タイプだって、TPOによっては、華やかなデザインや高価なアクセサリーで美しさを表現する方が良い時もあるでしょう。

「○○タイプだから、どんなときも120%そのタイプの特徴を表現しないといけない」という原理主義的な考え方は、ベストカラーコムは推奨しません。

ファッションは、その幅を楽しむもの。
「○○からはみでちゃダメ」というやり方は、逆に幅を狭めていますよね。
(「あなたはいつも○○な格好していますね」なんて言われてもうれしくないですものね・・・)

まずは、細かな変化を付けていくところから始めて、自分に合うファッションの幅がどれだけ広いのか、学んでいくのも楽しいと思いますよ。

わからなければ、いつでもコンサルタントにご相談ください。

それではまた――。

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