Q:キュート・タイプで分類しないケースがある理由は?

今回は皆さまからのよくあるご質問にお答えします。

:私のパーソナルデザインは「キュート」でしたが、ガーリッシュ/ボーイッシュ/アバンギャルドのどれにも分類されませんでした。「キュート」は必ず3つのどれかに分かれるのでは?

「キュート」を無理に3つのどれかにわける必要はない

「キュート」だからといって、「ガーリ~・ボーイ~・アバン~」のどれかにわける必要がない人は多くいます。

「キュート」には「ガーリ~・ボーイ~・アバン~」の分類がありますが、これはあくまで「キュート」をうまくやっていくための補助でしかありません。

たとえば、先日の受診者さん2人はともに「キュート」でしたが、ひとりはガーリッシュ強めのかたで、もうひとりは逆にガーリッシュ弱めのかたでした。こういう場合は、はっきりとそれぞれにお伝えします。

本来、「キュート」はかなり幅広いファッションを楽しめるタイプ。

でも、小柄な雰囲気のかたが多いので、同じ幅広く使える「ファッショナブル」などのようには、なんでもかんでも持って生まれた「勢い」で着られるわけではないのも「キュート」の傾向です。

そこをうまく補助して「キュート」さんがファッション選びをしやすくなるように誘導してあげるためにあるのが、この3つの分類というわけです。

当然ですが、なかには無理に3つのどれかに当てはめてしまうと、幅広く着られるはずを、逆に狭い範囲に押し込めてしまうことになりかねない「キュート」さんもいらっしゃいます。

ですので、よほどどれかに偏っている場合でもない限りは、「キュート」のかたを3つのどれかに絞らないでお伝えするのが原則なんです。

ところで――
この「キュート」の3つの分類は受診者さんの年齢が変化することによって、もう少し複雑な話になってくるのですが、それはまた別の機会に。

分類を考えるより、何を着ればいいか相談する方が早道

「キュート」をくわしく知りたければ、理屈を考えるより、似合うアイテム優先で自分に合う物を実感していきましょう。

ネット上の情報などでわかりやすく分類しようと考えて時間を使っても、残念ながら受診者さんは本格的に訓練したコンサルタントではありませんよね。

自分の「納得」できる部分を探してしまって、間違った理解をしてしまうかもしれません。

だったら、SNSアプリをひとまず閉じて、手持ちのアイテムや購入したいアイテムの試着画像などをコンサルタントに送ってアドバイスを求めましょう。

そうやって具体的なアドバイスを受けながら一歩ずつ学んでいくほうが、「キュート」を理解するための圧倒的な早道ですし、なにより確実ですよね。

ということで、今回はここまで。
それではまた――。

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ナジム注意報――自分のカラを破れ!【4】

前記事で「自分が『殻』にこもっていることに気づいていない例もよくある」と書きました。
今回はそのくわしい説明をします。

正しい診断結果を受け入れない人もいる

コンサルティングで正しい診断を受けても、その結果を受け入れない人もいます。
これも、だいたい「殻(カラ)」にこもっているせいです。

問題なのは、それを自分で自覚するのが難しいこと。

診断結果を納得できない。だから納得するまで探す――

一見、これは聞こえがいいですが、視点を変えれば自分の気に入る答えを探しているだけの場合もありますね。

「好き嫌い」を「納得するかしないか」と言い換えているケースもあるでしょう。

この「納得する」もの以外をはねつける姿勢が「殻」にこもっている状態だというわけです。

でも、いくら気に入る答えであっても、それが正しい答えとも限りませんよね。

それでは、なかなか結果がともなわないので微妙な心地悪さが残り続けて大変・・・。

「納得」を求める気持ちを一度封印してみましょう

ということで、ここは一度、「納得する」もの(好き嫌いや安心する見慣れたもの)を求める気持ちを封印してしまいましょう。

自分の見た目を良い意味でも悪い意味でも、その両方を冷静に受けとめて、それに合う本当の自分の個性を発見するための作業を始めましょう。

もちろん、自分ひとりで解決させようとする必要はありません。

ひとりではどうしても「納得」に引っ張られて、また同じ結果になることもあるかもしれません。

ですから、さっさとコンサルタントに相談してしまいましょう。

そして、訓練をしっかりと積んだプロによる、第三者の冷静な視点からのアドバイスを受けて、実践してみましょう。

最初は抵抗感があっても、数ヶ月もやり続けるうちに、いつの間にか「殻」の外側に出ることができているかもしれません。

そして、あなたのイメージが大きくレベルアップしていき、周囲の視線や評価にも良い変化が出てくることでしょう。

「納得」を求める気持ちを一度封印してみましょう

コンサルティングとは、診断して終わり
――ではなく、そこがスタートラインです。

診断を受けただけでは、まだ何も始まっていません。

医者が診断しただけで治療もせずに、患者さんに「あとは自分で治してください」なんて言い出したら大問題ですよね?

それと似たようなものだと考えるとわかりやすいと思います。

診断結果が出たら、次の段階で、より深く自分のパーソナルカラー/デザインを知っていくためのコンサルティングが始まるのだとご理解くださいね。

ということで、今回はここまで。
それではまた――。

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ナジム注意報――自分のカラを破れ!【3】

今回は――
「ナジム注意報」といくら伝えても、人はなぜ自分のパーソナルカラー・パーソナルデザインより馴染んだものを選んでしまうか?
という話です。

自分の殻を破れ!

なぜパーソナルカラー・パーソナルデザインよりも馴染んだものを選んでしまう人がいるのか?

その理由が今回の記事タイトルにある「カラ」です。「カラ」とは「殻(から)」のこと。

人って誰でも自分の中に「殻」を作っているものです。殻の中には馴染みの物があふれていて、それを使っている限りは安心できます。

この「安心」とは、理屈ではなく感情の話になってきますね。

いくら理屈で「そっちじゃないですよ! 正解はあっち側ですよ!」と言っても、感情の話となってしまっては、なかなか通じません。

そもそも自分が「殻」にこもっている、ということに気づいていない人も多いのですから、なおさら理屈が通じないことも多いでしょう。

買い物同行で「殻」の外に触れていこう!

解決方法としては、お買い物同行などを繰り返し受けることをおすすめします。

コンサルタントのアドバイスを受けながら、「殻」の外にあるアイテムに次々と触れてもらって、「私はそういう物も使えるんだ!」と実感してもらうことが、とても有効です。

最初は不安があっても、「殻」の外にある「似合うアイテム」に繰り返し触れて、だんだんと慣れていけば、それら理屈には合っているけれど使うのはためらわれる、そんなファッションに身を包むことへの「安心」も出てくるでしょう。

こうして自分がもっとステキにランクアップできるという事実に慣れていけば、やがて人は「殻」の外へ自分の足で飛び出せるようになる。

そこに至(いた)るためのお手伝いをするのが、イメージコンサルティングなのです。

「殻」にこもることはよくあることです。
そして、そこから抜け出せなくなっている例もよくあることです。
さらには、自分が「殻」にこもっていることに気づいていない例もよくあることです。

ですから、ひとりで悩まず、まずは気軽にコンサルタントにご相談くださいね。

ということで、今回はここまで。
それではまた――。

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ナジム注意報――自分のカラを破れ!【2】

馴染んでちゃダメですよ――
の「ナジム注意報」の続きです。

自分でもハッとするファッションを選ぼう!

「ナジム注意報」と言っているからにはオシャレ着選びで、
「この服は自分に馴染んで見えて良い感じ」
なんて思えたからといっても、それを買うのはおすすめしません。

あえて強い表現をするなら、それって、
「どこにでもいる普通の見慣れた他人」
のマネをしているだけのようになりかねません。

「納得できる服選びができた」と自分では思えても、それは自分が普段から馴染んでいるものを選んでいるから問題を感じないだけかも。

ファッション選びで大事なのは、

自分が「納得」できるものを探すのではなく「理屈」に合わせて選ぶ

ということ。

お馴染みの好きな服選びをやめて、馴染みでもないし、好きとか嫌いとか特に感じない物であっても、自分のパーソナルカラー・パーソナルデザインに合っていたら選んでみる。

そうすれば、普段は自分で選ばないようなアイテムのなかに、あなたを強く輝かせてくれる――ハッとさせてくれる――ものが数多く待っているかもしれませんよ。

コンサルタントにも「ナジム注意報」にひっかかる人がいる

ところで、当ブログは受診者さんや受診希望者さんにだけでなく、弊社イメージコンサルタント養成講座の卒業生向けの参考に、という目的もあります。

ですので、イメージコンサルタントも「ナジム注意報」を忘れないようにしましょう、と付け加えておきます。

ドレープをあてている最中に、お客さんの姿に見慣れてしまって、
「ここら辺で良いんじゃない?」
という感じで選んでしまうと、なんとくなくそれで良いようにも思えてしまう。

本当は違うタイプのかただったとしても、です。
つまり、誤診してしまうわけですね。

ということで弊社の養成講座では、

「イメージコンサルタントが『馴染む』を便利に考えちゃダメですよ。しっかりと受診者さんの、ステキな、ハッとするようなパーソナルカラー/デザインを探しましょう」

とお伝えしています。

「ナジム注意報」はなかなか厄介な問題かもしれませんね。

そもそも、なぜ自分のパーソナルカラー・パーソナルデザインよりも馴染んだものを選んでしまうのでしょうか?

全員がしっかりと理屈に沿ってアイテム選びをできるわけではない。

その理由が今回の記事タイトルにある「カラ」です。

くわしくは次回にて。
それではまた――。

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ナジム注意報――自分のカラを破れ!

馴染んじゃダメ――「ナジム注意報」

ナジム注意報・・・

ベストカラーコムの代表が考えた言葉です(こういう変な言葉を考えるのが好きな人です・・・)。

ナジムとは「馴染(なじ)む」こと。

ファッションにおいては、この「馴染む」って「このお色は、しっかりと肌に馴染んでますよ」という感じで、褒め言葉に使われることが多いですね。

ただし、イメージコンサルティングにおいては、この「馴染む」は褒め言葉になりません。

くわしくはあとで説明しますが、
馴染むこととは誤診の元。

馴染んで見えたらご注意を――
ということの「ナジム注意報」なのです。

ダメな格好でも人の目にはすぐナジむ

そもそも「馴染むこと」と「ステキになること」は違います。

実は人間の目って、変な服を着ていても、その姿をじ~っと見つめていると、だんだん「別にこれでもいいんじゃない?」と思えてくることがあります。

目が馴染んでしまって、そう感じるようになるわけです。

初めて見た瞬間なら「チグハグな服」と分かるのに、馴(な)れてしまえば、変な物も変だと思えなくなってくるわけですから、怖いですね。

つまり、自分や家族・友人などの普段のファッションでも見慣れてしまえば、それが多少変でも気にならなくなるわけです。

まさに「お馴染みのファッション」というわけで、それを許せてしまう。

そして、そこに落ち着きはじめ、いずれ抜け出せなくなり、「普通の人」のできあがりというわけです。

「普通の人」ですから、周囲にも溶け込んで、風景に馴染んでしまうでしょう。

忍者みたいに目立たず生きていきたいならそれで良いのですが、かわりに他人から一目おかれることもなく、大事にしてもらえる回数も激減しますよ。

人間は見慣れたものに興味を持ち続けるのは難しい生き物です。

もっとハッとさせてくれるような、心ときめく人が現れたら、どうしてもそちらに目が移っていくものですからね。

さて、「ナジムこと」の問題がおわかりいただけたでしょうか?

イメージコンサルティングをこれから受けようというかたも多いでしょうし、またすでに受けている最中の人も多いでしょう。

ここで注意してほしいのが、コンサルタントのアドバイスを受ける際に「ナジム注意報」を頭において聞いてほしいということなんです。

――とようやく本題に入ってきたところですが、長くなってきましたので次回に続きます。

それではまた――。

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おばあちゃん臭いファッション、おじいちゃん臭いファッション

皆さま、こんにちは。
ベストカラーコム イメージコンサルタントの香咲ハルミです。

今回は、年配の人の服についてのお話です。

――が、今はお若いかたでもいずれ高齢者になるわけで、気づいてみたら同じことになっていた、ということもありえます。
将来の参考になるかもしれませんよ。

なぜ高齢者の服は若者にはダサく見える?

若者から見て、おばあちゃんはおばあちゃん臭いファッションをしているように見えますね。

おじいちゃんも同じで、若者からはおじいちゃん臭いファッションをしているように見えるようです。

でも、そんなおばあちゃん・おじいちゃんのお若い頃の写真を見ても、同じような服を着て、同じようなヘアスタイルをしています。

つまり、おばあちゃん・おじいちゃん臭いファッションとは、その人たちが若い頃に流行していた当時の若者文化のファッションだったりしたわけです。

つまり、今の若い人たちも、現在流行しているファッションを着慣れてしまって、長く同じような格好をし続けていると、将来の若い人たちから「おばあちゃん臭い格好だよね」と酷評されてしまう時代がくるかもしれません。

年配の人が無理に若者ぶる必要もありません

だからって、年配の人も若者ぶるべきだ、なんて言っているわけではありませんよ。

ただ――

流行がただの流行にとどまらず、その世代の人がみんなやっている「文化」みたいなものになることもあり、それは流行遅れになったら、時代遅れのファッションとなるのだということです。

年齢を経ていっても若者文化を否定するだけで終わらず、今の自分に取り入れられる部分はチャレンジしていけばいいと思います。

「最近の若い人はなっとらん!」なんて言ってるより、時代の変化を楽しんで、若い心を保ちつづけたいですね。

もちろん、自分の年齢を忘れて若者とまったく同じ格好をしていいというわけではありませんので、バランス感覚が大事ですよ。

そこは、コンサルタントに相談しながら、学んでいけばいいでしょう。

ということで今回はここまで。
それではまた――。

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