国立西洋美術館の指輪展【2】

postcard

エントランスのショップには、今回の収蔵品の画像を集めた
本や、天然石のアクセサリーなどがありました。

その中でも一番興味を引いたのが3Dのポストカードで、
カードを上下左右に動かすと、美しい指輪が立体的に
浮かびあがるものです。

1950年ごろのダイヤ・ルビー・プラチナで細工された、
ランバート・ブロスのカクテルリングのカードを、
思わず手にとってレジへ……。

スタジオのどこかに飾りたいと思います。

 

今回見た素晴らしい指輪やドレスは、本来、
身分の高い人や権力者、富裕層というごく一部の人の
ものだったでしょうが、今では、一般の人たちにも、
アクセサリーを楽しめる時代が来ています。

ちょっと大げさかもしれませんが、
現代までの人類の進化のおかげで、私たちも
ファッションを気軽に楽しめるようになっているのは、
本当に幸せなことなんですよね。

国立西洋美術館の指輪展【1】

アンティークのアクセサリーが好きな友人に誘われて、
国立西洋美術館の指輪の展示会を見てきました。

 

「橋本コレクション 指輪 神々の時代から現代まで
― 時を超える輝き」

http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2014ring.html

2012年に国立西洋美術館に寄贈されたことを記念して
開催されているものです。

(指輪にまつわる西洋美術館所蔵の絵画、神戸ファッション
美術館所蔵のアンティークドレスも展示されています)

 

展示されている指輪は、その昔、権威や身分を表すために
作られたものから、時代が下っていって愛情や華やかさ、
美しさを表現するものに変わっていく過程が見て取れる
ように並んでいて、指輪の伝統や歴史も興味深く学べました。

特に、デザイン的に興味深かったのは、産業革命後の、
デザイン性を求めて、美しい曲線を表現したアールヌーボーの
時代の華やかな指輪。

パーソナルデザインで言えば、「ロマンス」タイプの人に
合いそうなものが多く並んでいましたよ。

 

その次の時代のものでは、幾何学模様や直線を中心とした
デザインのアールデコの指輪もありました。

一緒に行ったNさんは、「冬」「ファッショナブル」タイプで、
このアールデコのデザインはまさに、Nさんにお似合いの
デザインで、会話も盛り上がりました。
(ご本人もその辺は、よくわかっていらっしゃいました)

【2】につづく