メークしても化粧品の色が映(は)えない肌になっていませんか?

ここしばらくメーク選びについて紹介してきましたが、今回はもうひとつ注意したいポイントを紹介します。

問題は
「化粧をすればするほど、正しい化粧品選びが難しい顔になっていく」
ということです。

日々のメークが顔色を悪くすることもある

正しい化粧品選びは、安易な情報に飛びつくのではなく、自分の肌で正しくテストをしたうえで判断しましょう。

――というのが前回までの内容でしたね。

ところが、普段から化粧をし続けていると、とある問題が起きる人がいます。

それは、化粧品の成分によって顔色が薄くなっている人もいる、ということ。

同じ化粧品を数年も付け続けていると、顔色が悪くなってくる人がいるんです。
でも、毎日見ている顔なので、なかなか気づけない。

昔から使っている化粧品だから、と同じ物を使っていると、だんだん似合わなくなっていくこともあるのです。

例えば、口紅などがわかりやすい例です。
毎日毎日、口紅を付けていると唇の色って悪くなっていくんですよ。

唇に色がなくなっていくから、余計に口紅が必要になっていく
 ↓
でも、付ければ付けるほど唇の色が消えていく・・・

まさに悪循環ですね。

要するに、極端な言い方をするなら、
化粧は顔色を奪っていくこともある
ということです。

化粧品というのは、思ったよりも顔から色を抜いてしまう両刃の剣なんですね。

顔色が悪くなっている状態で化粧品テストしても、正しく判断できない場合もある

皮肉にも顔色をよくするための化粧品によって顔色が悪くなっている。

そんな状態で、その化粧品が似合うかどうかテストしようとしても、うまく判断できないといケースもあります。

もちろん、プロのイメージコンサルタントであれば、そういう場合でも判断できるように訓練していますから、コンサルタントに相談して選べば問題ありません。

でも、プロではない受診者さんなどが自分で判断しようという場合は、正しくテストできない場合もある、ということですね。

顔色を保つにはメークをしない日を作ること

そこで、お勧めしたいのが次のこと。

化粧は顔色を奪っていくので、休肝(禁酒)日のように「休メーク日」を作るようしましょう。

実際、メークをしない日を作るだけで、少しは顔色が戻ってきて、若々しさが復活します。

例えば、ある受診者さんの話


唇に色があまりないことにコンプレックスをいだいていらっしゃいたかたがいました。

彼女は、私からコンサルティングを受けたあと、私の勧めに従って、休「口紅」日をつくるようにしたのです。

すると、ほどなくして、唇の赤みが戻ってきた、と、喜びのメールをくださいましたよ。

特に、ファンデーションなんて、顔全体に塗るものですからなおさら「休日」をつくることをお勧めしたいところです。

顔色がよくなると、パーソナルカラーがますますひきたつようになりますし、化粧品選びもより簡単になっていくでしょう。

ということで、今回はここまで。
それではまた――。

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「各パーソナルカラーごとの鉄板と言える化粧品は――”ほぼ”ありません」の反響

皆さま、こんにちは。
ベストカラーコム イメージコンサルタントの香咲ハルミです。

前回の記事
「各パーソナルカラーごとの鉄板と言える化粧品は”ほぼ”ありません」
ですが、
「そういうことだったのか!」と腑(ふ)に落ちた、
という声がいくつも届きました。

「鉄板化粧品」とされる物を使ってみたけれどイマイチだった、という人がけっこういらっしゃるようですね。

でも――
「有用な情報」をまとめて発表しようという人はいても、
「有用な情報の真偽」をまとめたり、発表したりしようという人は少数ですよね。

どうしてもその手の情報は広がらないわけですが、それも仕方のないことだと思います。

(ですから、今回、そのテーマで記事を書いたわけですが・・・)

とにかく、今はさまざまな情報が飛び交う社会です。
でも、その情報は玉石混淆(ぎょくせきこんこう)。
良い物もあれば、それほどでもない物も出回っています。

化粧品に限らず、しっかりと”テスト”して使っていきたいですね。

お盆ですので、今回は短く、「前回までのまとめ」みたいな内容でした。

それではまた――。

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各パーソナルカラーごとの鉄板と言える化粧品は――”ほぼ”ありません【4】

皆さま、こんにちは。
ベストカラーコム イメージコンサルタントの香咲ハルミです。

化粧品は他人が似合っていても、あなたに似合っているかは分からないので、「自分の肌でテストして選ぶ」 を徹底しましょう。

ということで――
今回は上手にメークをするために守るべきポイント(でも簡単!)をご紹介しようと思います。

正しいメークの基本、ご存じですか?

メークの基本といっても、「この角度で塗って」とか「○○の上に××を重ねて」とか、いう小難しいテクニックではありませんのでご安心ください。

当然ですが、前提に
「パーソナルカラーとパーソナルデザインに合ったパーソナルメークであること」
があるのは言うまでもないことですね。

その上で、基本となるのが次の3つ。

メークの基本1 メークをする場所は明るい部屋で

メークにおいて照明は大問題なんですよ。
自然光の入る明るい部屋でメークをしましょう。

洗面所のような明るさの足りない場所では、実際よりも化粧の塗りが足りないように感じてしまいます。

自分では「これくらいでOK」と思っていも、他人が見ると「真っ白けの顔」になってしまうリスクが高いので、ご注意を。

メークの基本2 ぼかすことが大事!

「チーク」「アイシャドウ」「眉」はぼかすのが大事。

化粧品を顔につけたら、それで完了、という人がいますが、これで終わってはいけません。
ちゃんと、ぼかすこと。
これで自然な感じになりますよ。

というより、ぼかさないと、パーソナルカラーを使っていても、厚化粧に見えてしまうこともあるくらい ですから、絶対にぼかしましょう。

はっきりいって、この基本を知らない人は「人生、かなり損しますよ!」と言い切ってもいいくらいの内容だったりします。

メークの基本3 付けすぎない

付けすぎると厚化粧。これは常識ですね。

小さな手鏡のようなものを覗いてメークしていると、付けすぎになることが多いです。
というのも、手鏡のなかの狭い部分しか見えないため、少し付けすぎくらいにしないと、もの足りなく感じてしまう人が多いからです。

顔全体が映るくらいの鏡で、顔全体の調和を見ながらメークしましょう。

鏡に映った自分をまるで他人の顔を見るように、冷静に見ることが大事。

少し付けすぎメークになってしまっても、顔全体のなかから浮いて見えることに気づけます。

もちろん、

  • パーティであればドレスや着物に合わせて少し華やかに
  • 逆に薄暗い場所でのお仕事なら少し濃いめに

でかまいませんから、そこはTPOで判断してくださいね。

よく分かりません、というかたは、いつも言ってますが、コンサルタントに相談して進めていけば良いでしょう。

それではまた――。

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各パーソナルカラーごとの鉄板と言える化粧品は――”ほぼ”ありません【3】

皆さま、こんにちは。
ベストカラーコム イメージコンサルタントの香咲ハルミです。

誰にでも似合う鉄板の化粧品ってほとんどないので、自分の肌でちゃんとテストして選びましょう!

前記事で上のように書きましたが、でもテストの方法にも注意点があります。

これをスルーしていると、テストしても正しく選べませんよ――
という内容を今回はお届けします。

間違いだらけの化粧品テスト

「その化粧品が自分に合っているかどうかのテストをしなさい」と言われても、そもそもテストの正しい方法をご存じですか?

例えば――
化粧品売り場でテストされることはありますよね。
あれは人任せなのでとても楽、というメリットがあります。

でも、ほとんどの売り場ではひとつ問題があります。

それは照明がきついこと。

ひとことで照明といっても、その“光の色”はさまざまです。
照明の光によって色の見え方も、簡単に変わってしまいます。

実のところ、この照明の影響で、お買い物に失敗している人もよく見かけます。

お店で見たときは似合って見えたのに、家だとなんだか違う・・・。
ひょっとしたら、これはお店の照明によって、顔もアイテムもそれぞれの色が実際のものとは違って見えていたせいかもしれません。

売り場でテストをするのは、そんな「不利な条件」と覚悟してやるならかまわないのですが、失敗するリスクもあることは理解しておきたいところです。

しかも店員さんが「似合うもの」をお勧めしてくれるとはかぎりません。
メーカーとして売りたいものを「似合う」と言って勧めてくる人もいます・・・。

もちろん、ちゃんとした店員さんも多いですよ。
ただ、当たり外れで外れを引いたら大損をするのはあなたですよ、という話です。

照明を付けずにテストしましょう

そこで重要なのが、人任せにせず――

「サンプルを取り寄せること」です。

(お店で化粧してもらって、いったん家に帰って合っているか見てみる、というやり方もあります)

でも、暗い洗面所のような場所で電灯をつけてテストしていては、売り場でテストするのと同じです。

取り寄せたサンプルを、

  • 照明をつけなくても明るい部屋
  • 昼間
  • 窓の方に顔が向いた状態

――で合っているかを確認しましょう。

もちろん、自分でテストするにも自身のパーソナルカラーとパーソナルデザインを理解していないと、正しい判断は難しいですね。

そこは、もっとくわしく知りたいのでしたら、コンサルタントに相談されながらテストすると良いでしょう。

さて、次回は、上手にメークをするためのポイントも紹介してしまおうか、と思います。

ポイントは3つもありますよ。

それではまた――。

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各パーソナルカラーごとの鉄板と言える化粧品は――”ほぼ”ありません【2】

皆さま、こんにちは。
ベストカラーコム イメージコンサルタントの香咲ハルミです。

誰にでも合う化粧品というものは、残念ながらほとんどありません。
前記事でそう説明しましたね。

では、”自分だけに合う化粧品”とはどうやってさがせばいいのか。
今回はそういった内容です。

同じパーソナルカラーどうしでも似合う化粧品が違ってくる理由

その人に合う化粧品は、人それぞれで違います。
──とまあ、そうは言っても、もちろん、パーソナルカラーによって似合う色の「傾向」はありますよ。

例えば、ファンデーションなら

  • イエローベース(「春」「秋」)用なら、オークル系
  • ブルーベース(「夏」「冬」)用なら、ピンク系

といった感じになるわけなんですが・・・。

しかし、実際に付けてみると、やはり人それぞれによって微妙に似合う色が違ってきます。

なぜそんなことになるのか、という理由がふたつ──

1 肌の状態によって似合う化粧品も変わる


色白、色黒、日焼けよる肌のツヤの違い・・・などなど、肌の「色合い」も人それぞれ。

肌に直接つけるメークですから、肌の状態によって影響を受けるのはわかると思います。

たとえば、日焼け具合によっては合うファンデーションはガラリと変わりますし、肌のツヤによっても、微妙な違いがあるのはおわかりだと思います。

さらには年齢によっても肌の具合はかなり変わってきますので、それに合わせた化粧品の色選びが必要になってきますね。

2 パーソナルデザインによって、さらに幅が広がる


前記事の最後に軽く触れましたが、色さえ合っていれば、あとは雑誌や流行どおりにメークしても、絶対似合う・・・なんてことはありません。

つまり、パーソナルデザインごとにメークの濃さや方法も違ってきます。

自分の顔立ちや雰囲気にあったメークでないとチグハグさはなくなりません。

たとえば、濃い色が似合う「秋」や「冬」の人であっても、パーソナルデザインが「ナチュラル」や「グレース」なら、濃くつけすぎるのは考えものになることもありますね。

上のような理由もあって、化粧品選びはパーソナルカラーの中から適当に選んでおけばいい、と適当にアドバイスできるものではなくなってくるのです。

では、「どうすればいいの?」ということですが、
化粧品選びのコツはひとつ――

化粧品は自分でテストして選ぼう!

これに尽きます。

具体的な方法や注意点は次回、ご紹介しますね。
それではまた――。

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各パーソナルカラーごとの鉄板と言える化粧品は――”ほぼ”ありません

皆さま、こんにちは。
ベストカラーコム イメージコンサルタントの香咲ハルミです。

あなたに合わないパーソナルカラーごとの「鉄板」化粧品なんていくらでもある

最近、受診者さんのなかに、次のようなことを言う人がそこそこいらっしゃいます。

「独自に仕入れてきた情報では、私のパーソナルカラーには○○の化粧品が鉄板だということなので、それを使っています」

ところが、そんな「鉄板化粧品」を受診者さんの肌でテストしてみると、全然合ってない・・・

そんなケースも続いています。

誰かが使ってみて自分に合っていた化粧品を、他の人にも勧める。
このようなことはよくあることですね。
情報を共有したいという思いは、すばらしいことだと思います。

でも、ことが化粧品となると、そこは少し慎重になることをお勧めします。

他人の情報をそのまま受け入れてマネして、化粧が浮いてしまったり、顔色が出なかったりしていては意味がありません。

というのも――

化粧品は同じパーソナルカラーの人でも、合うものは違うことがある

からなんです。

つまり、
「各パーソナルカラーごとの鉄板化粧品は”ほぼ”ない」
ということになりますね。

なかには鉄板といえる化粧品もあるけれど・・・

もちろん、全くないわけではありません。
”ほぼ”ない――だけです。

たとえば、私たちイメージコンサルタントが診断時に使うテスト用の化粧品は、ある意味、鉄板と言ってもいいでしょう。

(最近は化粧品ってすぐに廃番になって、新商品に入れ替わっていくので、必死に探してきていますが・・・)

ただ、これもテスト用として、かなりハッキリした色のものを選んでいますので、普段使いにはちょっと・・・
なんて気後(きおく)れする受診者さんもいらっしゃいますね。

本当は普段使いになんの問題もない化粧品なんですが、ハッキリした色のものを使ったことのない人には、最初の一歩を踏み出す勇気が必要になるようです。

そこは、コンサルタントに相談しながら、少しずつ慣れていけば良いと思います。

さて、これらに加えて――
パーソナルデザインも関係してくることを忘れてはいけませんよね。

パーソナルデザインのタイプによって、付け方や付ける量なども人それぞれ違ってきますから、さらに複雑な事情となるわけです。

では、化粧品をどうやって選べば失敗しないのでしょうか?
それはまた次回に紹介しますね。

それではまた――。

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