Q:パーソナルデザインは年を取ると変わりますか?

今回は、最近よくあるご質問にお答えするQ&Aです。

:若い頃、先生からロングヘアが似合うと褒めていただきましたが、最近、ショートにしたら周囲から評判が良くなったような気がします。パーソナルデザインは年を取ると変わることがあるのでしょうか?

あなたのタイプは生涯(しょうがい)変わらない

先に結論:年を取ってもパーソナルデザインは変わりません。

もっと言うと――、
食べ過ぎて太ったとしても変わりませんし、
病気で痩せたというようなことがあっても変わりません。

その人のパーソナルデザインのタイプを決定するのは、人それぞれのDNAだと考えてみるとわかりやすいでしょう。

人の見た目はDNAで決まります。DNAが突然大きな変化でも起きない限り、パーソナルデザインが変わることはないのです。

あなたのパーソナルデザイン・タイプは、死ぬまであなたとともにあるのです。

年とともに多少、選ぶべきデザインは変わる

パーソナルデザインは変わりません。

ですが、年を取るとともに、あなたが選ぶべきデザインは多少変化していきます。
(あくまであなたのパーソナルデザインに合うファッションのなかで、ですが)

たとえば、幼い子どものうちはパーソナルデザインなんて関係なく、普通に子どもらしいかわいい服で飾ってあげれば、何も問題ありませんよね。

何をやってもかわいい時期。それが子ども時代というものですから。

でも、大人になればそういうことは許されない「空気」になってきて、パーソナルデザインに合ったファッションが必要になるわけです。

そして、さらに年齢を重ねて高齢になっていけば、ある程度ヘアスタイルもショートにするのが、違和感を他人に与えない私たちの「風習」になってきますよね。

長髪のままでいるなら、人前に出るときは、髪をアップするなどの工夫が求められるようになります。

服のほうだって、若いころのようにいつまでもミニスカート、というわけにもいきません。

こういった「年相応のパーソナルデザイン」という考え方は必要になってきます。

TPOや風習というものもしっかり理解しながら、知性的に、上品に、年齢を重ねていきたいものですね。

ということで、今回はここまで。
それではまた――。

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やっぱり誤解されてる「キュート」タイプ

皆さま、こんにちは。
ベストカラーコム イメージコンサルタントの香咲ハルミです。

誤った情報が出回っている「キュート」タイプ

当ブログではけっこうな割合で「キュート」タイプの特集を組んできました。

というのも、「キュート」タイプについての大まちがいな情報が出回っているらしくて、「キュート」に対して、変なイメージを持ってやってくる人があとを絶たないからなんです。

ということで繰り返し、本当の「キュート」タイプとは何か、ということを言ってきたわけですが・・・

それでもなかなか「キュート」への誤解は消えないようですね。

「キュート」=子供っぽいタイプ、は誤解

そもそも「キュート」に合うファッションとは――

  • 可愛らしい子供服
  • コスプレっぽい服
  • 個性的で派手なデザインの服

以上が「キュート」タイプの典型的に似合うデザイン――
ではありません!

この「キュート」=子供っぽいタイプという誤解が、とても根強く広まっているみたいですね。

先日も、そういう誤解を解き明かす説明をしたら、びっくりされていた受診者さんがいらっしゃいました。

コンサルタントのなかにも、50才を過ぎたような受診者さんに子供服っぽい格好を勧めている人がいる、という話も聞いたことがあります。
(よもや、ベストカラーコム養成講座の卒業生にはいないと思いますが・・・)

子供服を大人が着れば、コスプレにはなっても、普通の人が、普通のシチュエーションでやれるようなファッションにはなるはずもありません。

「キュート」に合う個性的なデザインの意味とは?

「キュート」タイプは「どこかに変化のあるデザイン」が合います。

「どこかに」であって、「どこもかしこも」ではないんですよ。

スーツを着るにしてもポケットの形に”少し”変化がある、とか、アクセサリーもアシンメトリーな変形がある、といった具合ですね。
(アイテムごとに全部紹介したいくらいですが、紹介しはじめたら無限に出てきますので、割愛します)

それらが全体的にこぶりなサイズを選ぶことで、ステキにコーディネートできます。

「こぶりなサイズ」だからこそ、かわいらしさ=キュートさがある、というわけですね。

「キュート」タイプに関連する記事は、以下のリンクでも紹介していますので、合わせて読まれると参考になると思います。

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パーソナルデザイン・タイプごとに似合う着物の具体的な例

前回、どのパーソナルデザイン・タイプの人でも着方によって着物でステキになれますよ、と説明しました。

今回は簡単ではありますが、パーソナルデザイン・タイプごとに似合う着物の例を紹介しましょう。

パーソナルデザインごとの着物

着物を選ぶときに、各パーソナルデザインごとに以下のポイントに注目して選ぶと良いでしょう。

■ ファッショナブル・タイプの着物の一例

  • 華やかで大きな柄のもの
  • 半襟の幅が少し広いもの
  • 着物とはメリハリのある色の帯
  • 華やかな変わり結び
■ ナチュラル・タイプの着物の一例

  • 無地のもの
  • 上品な縦の柄や直線的な柄のもの
  • 規則的で小さい花柄のもの
  • ほどよい変わり結び
■ グレース・タイプの着物の一例

  • 無地(地模様)のもの
  • 小花の柄や、きちっと並んだ柄のもの
  • 着付けは正統派にしましょう
  • 標準的で上品な変わり結び
■ フェミニン・タイプの着物の一例

  • 中くらいの花柄のもの
  • 少し大きめの柔らかい花柄のもの
  • 華やかな帯
  • 帯揚げも華やかにしましょう
■ ロマンス・タイプの着物の一例

  • 大きめで柔らかい丸みのある柄のもの
  • 抜き襟
  • 半襟を幅広にしましょう
  • 華やかな変わり結び
■ キュート・タイプの着物の一例

  • 大きさの違う花柄がまじるもの
  • 半襟の色を楽しみましょう
  • 少し抜き襟
  • 変わり結び(アシンメトリーのもの)

上で紹介したものはあくまで一例ですが、参考になるかと思います。

ところで、前回の記事で帯の工夫について触れましたが、帯というなら帯揚げや帯締めの形でも一工夫で、パーソナルデザインごとの着物を楽しめますよ。

例えば、グレース・タイプなら帯揚げは帯の中に、ファッショナブル・ロマンス・キュートなら帯の上に華やかにアレンジ、などといった具合ですね。

ということで、今回はここまで。
それではまた――。

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Q:グレース・タイプは着物で、キュート・タイプは浴衣?

新年ということで、今回はお着物のお話です。

先日、タイムリーなことに、次のような質問がありました。

:グレース・タイプは着物が似合うけれど、キュート・タイプは着物は似合わず、浴衣が似合う――と、どこかで聞きましたが本当ですか?

キュート・タイプだって似合う着物はあります

この質問、「本当ですか?」と聞かれれば、正解は「本当ではない」ということになります。

実際、コンサルティング中には、
グレース・タイプは正統派の着物の着こなしで充分美しくなれ、とても似合う」
ということをお話しすることもあります。

また、
キュート・タイプは小ジャレた浴衣でも充分可愛い」
などと、ご説明することもよくあります。

ですが、これはグレースは着物は似合うけれど浴衣はダメ、とか、キュートは浴衣は似合うけれど着物はダメ、という意味ではありませんよ。

着物と一口でいっても、そのデザインは実にさまざまな物があり、細かい違いを見ていくだけで、どのパーソナルデザイン・タイプにも似合う着物や浴衣がちゃんと存在しています。

つまり、「自分の個性」に合った着物や浴衣を探せば良いわけです。

ですので、グレースだろうが、キュートだろうが、着物や浴衣にNGを出す必要はないんですよ。

「何を着るか」だけでなく「どう着るか」も大事

先ほど、似合うデザインの着物や浴衣を探せばいい、と書きましたが、ここで大事なことをもうひとつ。

それは「着こなし」です。

実のところ、同じデザインの着物であっても、少し着方を変えるだけでも似合う度合いが変わります。

例えば――同じ着物でも、帯で一工夫。

帯がグレースに似合いそうな正統派のお太鼓だったのなら、変化のある変わり結びにすれば、ファッショナブルキュートにだって似合うものに変化します。

他にも半襟の色選びで工夫できます。

グレースナチュラルは、自分のパーソナルカラーの中の白や薄めの色を持ってきて着物とグレデーションにすると似合いますし、他のタイプは着物の補色などを(当然、自分のパーソナルカラー内から)選ぶようにする、といった具合です。

他にも工夫できるところはありますが、以上のように、細かいところの着こなしの変化で同じ着物を違うパーソナルデザイン・タイプの人が着ることだってできるんですね。

(もちろん、これは着物だけの話ではなく、服装全般に通じる話でもありますよ)

ということで、どのパーソナルデザイン・タイプの人も、自分に似合う着物や浴衣を選んで、和装も楽しんでみてくださいね。

今回はここまで。
それではまた――。

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Q:パーソナルデザイン診断で、違うタイプを消していった順番の意味を教えてください

皆さま、こんにちは。
ベストカラーコム イメージコンサルタントの香咲ハルミです。

今回もQ&Aです。

:パーソナルデザイン診断で、私のタイプに絞り込んでいく際に、違うと思われるタイプだを次々と外されていかれましたが、なぜその順番で外してたのか理由を教えてください

どれほど違うと思えても、残ったパーソナルデザインがあなたのタイプ

パーソナルデザイン診断は、いきなり「あなたは『ロマンス』タイプです」と決めつけて終わり――なんてことにはなりません。

基本的には消去法でおこないます。

受診者さんのタイプと合わないものから順番に、その理由を説明しながら外していき、最後に残ったものが、その人のパーソナルデザイン・タイプだと判明するわけです。

言うなれば、パーソナルデザイン診断は「当てるやりかた」ではなく「絞り込んでいくやりかた」というわけですね。

有名な探偵小説の主人公シャーロック・ホームズが述べた、これまた有名な言葉があります。

「全ての不可能なことを外していき、最後に残ったものが、どれだけ奇妙であっても、真実である」

これと同じように、診断では当てずっぽうの推理ではなく、コンサルティング技術を駆使して、タイプの絞りこみがおこなわれるわけです。

外した順番に、受診者さんの参考になる部分はないと考えてください

例えば、同じタイプでも、Aさんは「ナチュラル」をさっさと外したのに、Bさんはかなりあとになってから「ナチュラル」が外された・・・なぜ?

この絞り込みの順番に意味があるのか、ということですが、考えなしにやっているわけではないので、当然ながら意味があります。

あくまで「コンサルティング技術としては」ですが。
でも、受診者さん本人には、あまり意味のない話だったりします。

そもそも、受診者さんの個性や雰囲気は千差万別です。
同じパーソナルカラーやパーソナルデザイン・タイプの人であっても、微妙に雰囲気が違うということもよくあります。

ですから、その「微妙な個性の違い」に合わせて、絞り込みの順番も変わるわけで、何度も言うように、これはコンサルティング技術の話になってくるわけですね。
パーソナルデザイン診断は単純な引き算で答えをだしているのではないのです。

大事なのは、そんな診断過程ではなく、診断結果をしっかりと理解すること。

外したタイプについては、その都度「なぜあなたがそのタイプではないのか」をくわしく説明していますから、そこをしっかりと理解していただきたいと思います。

まず自分のタイプを理解することに全力を尽くすほうが、あとあとお得です

診断を受けたばかりの頃は、自分のタイプについてすら理解が完璧ではない状態の人も多いですね。

そんな状態の人に、ご自分のタイプ以外の、さほど重要でもない情報をコンサルタントがいろいろとお教えしても、受診者さんは混乱するだけです。

ということで、はっきり言いますが――

外した順番を重要視することで、受診者さんの理解に、間違いや勘違いが生まれる危険性すらあります。ご注意を。

重要なのは診断の結果であり、そこを理解することです。

そして、受診者さんが自分のイメージを活かしたファッションを使いこなせるようになっていくこと。

人生をより良い方向にステップアップさせていくための手段にならなければ、イメージコンサルティングを受けた意味などなくなってしまうのですから・・・。

そのためにまずは、当ブログやメルマガ、当社の発行している電子書籍などを読み込んだりして、診断結果をしっかりと理解することから始めることをおすすめします。

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Q:パーソナルデザイン診断結果、メインとサブの2タイプが相反する個性のものだったら、どうすれば?

皆さま、こんにちは。
ベストカラーコム イメージコンサルタントの香咲ハルミです。

今回はQ&Aをお届けします。

:パーソナルデザイン診断でメインとサブということで2タイプが言い渡されますが、この2つが相反する個性のものだった場合、どう受け止めればいいのですか?

パーソナルデザインの6タイプはそれぞれ相反する――わけではない

通常のパーソナルデザイン診断では、ひとりの受診者さんにメイン・サブで2タイプを出すのが通例です。

先日も、「ナチュラル」「ファッショナブル」タイプをメイン・サブにした診断結果がでたことがありましたが、後日、その受診者さんから、

「さっぱりした『ナチュラル』と派手な感じの『ファッショナブル』の組み合わせが想像できなくて服を買えない」

といったご相談がありました。

一見すると、パーソナルデザインの6タイプは、どれもまったく違う個性のものですね。
それらを組み合わせるのは、矛盾するようなイメージに感じる人も多いようです。

しかし、まずはその、「パーソナルデザインの各タイプはそれぞれ相容れないもの」という考えは捨ててください。

2つのタイプから特徴の一部分を持ってきて、足したり、混ぜたりする

ファッションは化学実験ではなく、「混ぜるな、危険!」なんてものはありません。

むしろ、パーソナルデザインの個性からそれぞれ”一部”を引っ張り出してきて、足したり、混ぜたりして相乗効果を狙っていくのです。

例えば、上記の「ナチュラル・ファッショナブル」の例であれば、

「基本が『ナチュラル』に合うさっぱりと、そしてスラリとしたデザインの物を使うなら、その柄やデティールに華やかさや強さがあるものを選ぶ」

とか、

「全体のデザインが『ファッショナブル』に合うアシンメトリーや襟が大きいものを使うなら、柄には無地や細いストライプを選ぶ」

といった使い方ですね。

つまり、見た目を完全にがらりと変えてしまうものを選ばなければならない、というレベルの考え方はしなくてもいいのです。

2つのパーソナルデザインを使い分けるバランス

そもそもTPOによっては、ほんの少し細部を変えることしかできない場合も多いですね。

例えば職場などがそうですが、他の人とまったく違う見た目になんてできませんから、細部にあなたのパーソナルデザインに合ったパーツを取り込めば良い。

大事なのは2つのパーソナルデザインを使い分けるバランスです。

とはいえ、「そのバランスがよくわからない・・・」というかたもいらっしゃるでしょう。そういう場合は、お買い物同行などを受けられて、コンサルタントから直接学んでいかれることをおすすめします。

診断を受けただけではわからないことも多いのは当たり前ですが、そこから一歩一歩進んでいくことで、パーソナルデザインの正しいバランス感覚を掴んでいくことができるでしょう。

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