今回は「外れるパーソナルデザイン」にされそうな有名人またひとりご紹介。

今回紹介する伊藤英明さんは、ドラマや映画にもなった「海猿」の主役で有名ですね。
また、現在、火曜日放送の「僕のヤバイ妻」でも、妻に翻弄される男性の役を演じていらっしゃいます。
先に言いますが、伊藤英明さんのパーソナルデザインは、
「グレース」タイプ
です。
理由の一例としては――
- 端正(たんせい)な顔立ち(悪くいうと、地味め)。
- バランスの良いすっきりした体型(体を鍛えていらっしゃいますが、ムキムキにまでしてしまうと、端正な顔が浮きます)。
伊藤英明さんは、スーツがとても似合うタイプです。
安いスーツでもさまになりますが、昔、あるドラマで高級スーツを着ていた時もサラッと着こなせていらっしゃいました。
実際、「海猿」でも、レスキュー行動中の、体にピッタリはりつくダイバースーツ姿で叫んでいても、「ナチュラル」タイプの俳優さん(織田裕二さんや寺脇康文さんなど)と比べると、力強さでは一段落ちる感じになります。
一方、同じ「海猿」でも海上保安庁の真っ白な制服を着て、黙って敬礼している時のほうがステキでしたよ(逆に『ナチュラル』さんでは、窮屈そうな感じになります)。
すでに上のほうで「ナチュラル」タイプとの対比を紹介しましたが、伊藤英明さんは、「ナチュラル」と誤診される危険性のあるかたです。
若い俳優さんに「スーツの似合う上品な人」というイメージをなかなか持ちにくいものです。活動的な現場の役である「海猿」の影響も強いでしょうね。
実際、日本のドラマ界では、「『グレース』タイプの主役」なんて、なかなかありません。逆に、「海猿」でのような「ナチュラル」タイプの人がやればハマるような役は無数にあります。特に、若い俳優さんに巡ってくるような役は、こっちばかり。
そうなると、俳優さんは「ナチュラル」タイプではない人でも、そんな役をこなさないといけなくなる。
「ナチュラル」タイプの役ばかりを見ていると、それをそのまま受け入れてしまう人も多く出てきます。「彼は『ナチュラル』で良いんじゃない?」と思ってしまう人が少なくないのも、しかたのないところでしょう。
伊藤さんもこれからどんどん「大人の男性」として円熟していくわけで、今後、彼の持つ本来の「上品な雰囲気」を活かす役が回ってくることもあるでしょう。
それにしても、ちょっと調べてみると伊藤さんも、さまざまな“やんちゃエピソード”が飛び出してくる人ですね・・・。
とはいえ、彼の本来の性格がどうであっても、「上品な雰囲気」があることにはかわりありません。そこを混同すると「外れるパーソナルデザイン」診断のできあがりになってしまいますから。
それではまた――。