前記事で「自分が『殻』にこもっていることに気づいていない例もよくある」と書きました。
今回はそのくわしい説明をします。
コンサルティングで正しい診断を受けても、その結果を受け入れない人もいます。
これも、だいたい「殻(カラ)」にこもっているせいです。
問題なのは、それを自分で自覚するのが難しいこと。
診断結果を納得できない。だから納得するまで探す――
一見、これは聞こえがいいですが、視点を変えれば自分の気に入る答えを探しているだけの場合もありますね。
「好き嫌い」を「納得するかしないか」と言い換えているケースもあるでしょう。
この「納得する」もの以外をはねつける姿勢が「殻」にこもっている状態だというわけです。
でも、いくら気に入る答えであっても、それが正しい答えとも限りませんよね。
それでは、なかなか結果がともなわないので微妙な心地悪さが残り続けて大変・・・。
ということで、ここは一度、「納得する」もの(好き嫌いや安心する見慣れたもの)を求める気持ちを封印してしまいましょう。
自分の見た目を良い意味でも悪い意味でも、その両方を冷静に受けとめて、それに合う本当の自分の個性を発見するための作業を始めましょう。
もちろん、自分ひとりで解決させようとする必要はありません。
ひとりではどうしても「納得」に引っ張られて、また同じ結果になることもあるかもしれません。
ですから、さっさとコンサルタントに相談してしまいましょう。
そして、訓練をしっかりと積んだプロによる、第三者の冷静な視点からのアドバイスを受けて、実践してみましょう。
最初は抵抗感があっても、数ヶ月もやり続けるうちに、いつの間にか「殻」の外側に出ることができているかもしれません。
そして、あなたのイメージが大きくレベルアップしていき、周囲の視線や評価にも良い変化が出てくることでしょう。
コンサルティングとは、診断して終わり
――ではなく、そこがスタートラインです。
診断を受けただけでは、まだ何も始まっていません。
医者が診断しただけで治療もせずに、患者さんに「あとは自分で治してください」なんて言い出したら大問題ですよね?
それと似たようなものだと考えるとわかりやすいと思います。
診断結果が出たら、次の段階で、より深く自分のパーソナルカラー/デザインを知っていくためのコンサルティングが始まるのだとご理解くださいね。
ということで、今回はここまで。
それではまた――。
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