今冬ドラマのパーソナルデザイン考――「マッサン」

有名人のパーソナルデザイン大放出、今回は――
「マッサン」からです。

とうとう今週末で最終回ですね。
今回も予想通りというか予想以上と言うべきか、視聴率は高かったですね。
朝ドラ、強い。

さて、マッサンのキャスト陣ですが、一人ひとり個性が光っていましたね。

実は彼らのパーソナル・デザインがすべてバラバラだったんです!
持ち前の個性がかぶっている人がいなかったので、キャストにバリエーション豊かな印象がありました。

どんなタイプか、さぁ~っと書きつらねてみましょう。

  • 玉山鉄二さん(マッサン):「ファッショナブル」
  • シャーロット・ケイト・フォックスさん(エリー):「グレース・フェミニン」
  • 風間杜夫さん(森野熊虎):「ロマンス」
  • 小池栄子さん(八澤ハナ):「ファッショナブル」
  • 八嶋智人さん(八澤俊夫):「ハイスタイル」
  • 堤真一さん(鴨居欽次郎):「グレース」
  • 泉ピン子(亀山早苗):「キュート」

などなど……

このパーソナルデザインの違いと、俳優さんの演技力で、ドラマの奥行きやおもしろさが広がっていったのでしょうね。

しかも25日の回では、またまたパーソナルデザインの違う「ナチュラル」タイプの天海祐希さんが出演しましたよ。
パーソナルデザインの勢揃いですね。

今冬ドラマのパーソナルデザイン考――「流星ワゴン」

有名人のパーソナルデザイン大放出、今回は――
「流星ワゴン」からです。

ドラマももう終わりかけですが・・・まあ、良いでしょう。
重松清さんの長編小説のドラマ化です。

drama_ryuseiwagon

  • 西島秀俊さん:「グレース」
  • 香川照之さん:「ハイスタイル」
  • 井川遥:「ナチュラル・フェミニン」

これまでのドラマ(ダブルフェイスやMOZU)では、西島秀俊さん・香川照之さんのダブル主演でハードボイルドな役をやってきました。このときは、西島さんがなんとなく無理をしているように見えていました。

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ですが、今回の「流星ワゴン」では、人情的でホットな、動きの速い香川さん演じる父親と、常識的で常に正しくあろうとしながら、問題を解決することに心血を注ぐ息子役の西島さんの絡みが、大変面白いドラマになっています。

やはり、二人とも本来の持ち味に近い役柄に見えます。

加えて、妻役の井川遥さんは「ナチュラル・フェミニン」。上品で美しい奥様が「ギャンブル依存症」というのも、ギャップの大きさで、逆に苦しみ方がリアルに感じます。

でも、何といっても香川さんの名演技は見物ですね。

※最終回だけしか見てないのですが、「半澤直樹」での土下座シーンでファンになりました(笑)

ツイード・スーツの流行――上戸彩さん:「日通」のCM

日通のCM「上司の転勤編」で上戸彩さんがツイードのジャケット姿で出演されています。
前記事でツイードの話をしましたので、紹介しておきますね。

【関連記事】
「ツイード・スーツの流行」
「ツイード・スーツの流行【2】」

  • 上戸彩さん:「キュート」タイプ

CMでもいつもステキな上戸さんですが、今回のCMもツイードのジャケットを着て、「上品なガーリッシュ」路線でコーディネートしていますね。

● 現在、下のリンクから、CMが見られます。
「引越しは日通 上戸彩さんTVCM 上司の転勤篇」

ジャケットの長さが少し短めでちょうど良いし、縁取りがポイントになっているものを着ています(同色だから上品です)。

きちんとしたお仕事モードでありながら、可愛らしさを表現していて、とてもお似合いですよ。その理由は、こんな感じです。

  • ジャケットの後ろのペプラム
  • スカートがふんわりフレアで、前リボン付き
  • ネックレスは、パールとチェーンの組み合わせで軽い感じの可愛いデザイン

これらのポイントで、若々しさや柔らかさを出しています。

そして、もう一つ大事なポイントが――
よく見ると、腕をたくし上げて手首を見せていますね。
これも「キュート」タイプにとっては大きなポイントになります。

ツイードのジャケットの使い方の一例としてご参考にどうぞ。

といっても、同じツイードでも、パーソナルデザインごとに上手な使い方も変わりますから、あくまで「一例」ということで、ご理解くださいね。

今冬ドラマのパーソナルデザイン考――「美しき罠~残花繚乱」

有名人のパーソナルデザイン大放出、今回は――
「美しき罠~残花繚乱」からです。

美しき罠~残花繚乱


不倫、女同士の戦い、男の優柔不断……などがわかりやすいストーリー。このドラマの特徴は、女性が全員、パーソナルデザインが全く違うという点です。


  • 若村真由美さん:「フェミニン」
    外見はセレブで上品な奥様。
    強い嫉妬心で憎しみに燃える姿は、逆にリアル。

  • 田中麗奈:「キュート」
    戸惑いや不安がわかりやすい可愛い女性。
    見ている側も守ってあげたくなりますね。

  • 三浦理恵子:「ロマンス」
    全身の魅力で男性に迫る奔放な女性。
    見事な悪女ぶりで、演技に見えないくらいです。

  • 高橋かおり:「グレース」
    知的で上昇志向の強い女性。

パーソナルデザインの違いが、それぞれの”役どころ”と合っています。

ちなみに、夫役の村上弘明さん「ロマンス」
女性主演のドラマの相手役は、「ロマンス」タイプが多いでしょ。ねっ?

今冬ドラマのパーソナルデザイン考――「DOCTORS 3 最強の名医」

有名人のパーソナルデザイン大放出、次は――
「DOCTORS 3 最強の名医」からです。


今期、のき並み視聴率の低いドラマ界の中で「DOCTORS 3」は、けっこうがんばっているようですね。

このドラマの最大の特徴は、主役を越える存在感を放つ高嶋政伸さん演じる森山医師でしょう。

ということで、主役の沢村さんはまたの機会においておいて――

 ・高嶋政伸さん:「ファッショナブル」タイプ

極端な変顔や大げさなセリフ回し、など、どれをとっても「ファッショナブル」タイプならではのスケールを感じます。

これまでのイケメン側に立った役柄より、はるかに好感度も演技力も高いのではないでしょうか。

それではまた――。

今冬ドラマのパーソナルデザイン考――「〇〇妻」

今回は有名人のパーソナルデザインをご紹介します――
今回はドラマ「〇〇妻」からです。


なんとも意味深というか、あやしげな題名。
ヒロインは結局のところ、悲しい過去がありながらも
幸せになりたくて契約妻という形に……という話。

 ・東山紀之さん:上品な「ロマンス」タイプ

オシャレに着こなすととってもステキな感じになりますが、
だらしない格好では本当にだらしなく見えてしまいます。
シンプルなカジュアルさが苦手なのは「ロマンス」の特徴です。

 ・柴咲コウさん:「ファッショナブル」タイプ

小柄ながらキリッとしたお顔立ちで、あの眼力が意志の強さを
感じさせます(上の写真もそうでしょ?)。
それだけに過去にしてこられた役で、かわいい話し方のものや
コミカルな役では、イマイチ存在感を出せていませんでしたね。

なお、「ファッショナブル」の人はかわいくない、と言っているわけではありません。

ここ、よくカン違いされる部分なんですが、「ファッショナブル」さんも、ちゃんと似合うファッションで、愛嬌ある笑顔でいれば、かわいらしく見えるんです。

「ファッショナブル」さんが仏頂面(ぶっちょうづら)でいると、他のタイプより少し怖い感じになる、というだけなんです。

さて「〇〇妻」の話に戻して――

今回の、

強い意志は感じるものの、考えていることがわからない
柴咲さん(妻)に、これまた右往左往(うおうさおう)
させられている東山さん(夫)と言う関係

の役どころは、パーソナルデザインに合っている、
と言えるかもしれませんね。

芯の強さや高い能力を見せながらも、悲しい過去にジッと
耐えている柴咲さん(妻)には幸せになって欲しい~、
と感じさせて、ある意味、上手な配役です。

次回も他のドラマでのパーソナルデザインも紹介していきます。
それではまた――。