ツイード・スーツの流行

ツイードのスーツ1

今年に入ってからも、数多くのお客さまに、春のスーツ選びをお手伝いしました。
(足を骨折してましたので長時間は無理でしたが……)
その現場で、さまざまなことが見えてきました。

昨今、入学式や卒業式などの公式の場で異変が起きています。

それは、
多くの人がツイードのスーツを着て出席している
ということ。

一昔前なら、
「きちんとした場所には、ツイードはちょっと問題が……」
と言われていました。

でも今は、普通の生地のスーツって、就活用ぐらいでしか、見当たらなくなりつつあるくらいです。


ツイード全盛になった理由は――

    ツイードのスーツ2

  1. スーツが流行らない
    一般的に今はスーツを着ると、「堅苦しい」「一部の堅いお仕事」「大げさ」といったイメージがあります。仕事以外で着ている人を見つけるのが難しいくらい。
  2. ↓ ↓ ↓

  3. 世間は全体的にカジュアル路線
    世の中、みんなカジュアルで楽を求めるようになっているうちに、学校の卒業式や入学式のような場でも、そこまで「キチンとしましょう感」を求められなくなってきて、ツイードでもOKに。
  4. ↓ ↓ ↓

  5. 使い回しができる
    しかもツイードなら、公式な場でだけでなく普段使いにもいける。
    例えば、

    • ジーンズと合わせてもコーディネートしやすい。
    • タートルネックのインナーと合わせられる。
    • ツイード生地の微妙なデザイン違いで、個性が出る。

    などなど。

――と、こんなところです。


それにしてもツイードが公式の場で使われる時代になったのであれば、そのうちデニムのスーツも公式の場でOKな日が来たりして?
ファッションっておもしろいですよね。

次回は「ドラマのパーソナルデザイン編」をはさみながら、(早くしないと、ドラマ、終わっちゃいますから……)パーソナルデザインごとのツイードについても紹介したい、と思います。

それではまた――

コーデ・ポイント――どのパーソナルデザインでもポイントの数え方は同じ?

ある受診者さんから、コーデ・ポイントにまつわる質問が
きましたので紹介します。

【関連記事】コーデ・ポイント――簡単オシャレ度チェック


【 受診者さんからの質問 】

あまりいろいろと着飾る必要のない「ナチュラル」タイプや
「グレース」タイプの人も、最適なコーデ・ポイントは同じですか?

逆に、元々、派手な感じの「ファッショナブル」タイプや
「キュート・アバンギャルド」タイプの場合などは、
他のタイプよりポイントを多めにしたほうがいいでしょうか?


【 香咲の回答 】

基本的に同じです。

色数などが同じでもアイテムによって「印象」が違います。
「グレース」に合うアイテムを使えば、全体的に抑え気味な
印象になりますし、「ファッショナブル」に合うアイテムなら
派手めになるかもしれません。

ポイントが同じでも、印象が変わってくるんですね。


【 上の回答に対する受診者さんからの返信 】

コーデ・ポイント、使うアイテムがパーソナルデザインに
合っていたら、数は同じでいいんですね。

確かにそうですね。
仕事に行く時は、だいたい11ポイントくらいですが、
アクセサリーやアクセントカラーをうまく使わないと
11を超えませんね。
着こなしを考える上で、とても便利な指標です。

コーデ・ポイントの昔のメルマガを掘り返そうと思っていた時に
ちょうどブログに載ったので、ラッキーでした!

繰り返しますが――

「ポイントはどのパーソナルデザインでも同じ数え方で良い」
というのは、あくまで
「似合うアイテムを使っていること」
が前提ですよ。

パーソナルカラー/パーソナルデザインを外していては、
そもそもポイントを数える、という段階以前のお話に
なってしまいますし……。

さて、その他にもご質問があればいつでもどうぞ。
それではまた――。

男性とコーデ・ポイント【2】

男性もポイントを数えましょう。

……といっても、男性の場合は、
「スーツを着ておけばOK」
という風潮がありますね。

普通のスーツ姿ではどうしてもポイントは低くなります。
(つまり地味に……)
オシャレに決めよう、という時はちょっと物足りないですね。


そこで、ポイントを増やすために注目したいのが、

  • ネクタイに色が多いもの
  • カフスボタン
  • ポケットチーフ

などを使うことです。

たとえば、次のようなコーディネート。
(カッコ内はポイントです)

  • ワイシャツ(1)、スーツ(1)、ネクタイ(3)、時計(1)、
    靴(1)、鞄(1)、カフス(1)、マフラー(1)――10P
  • シャツ(1)、ジャケット(1)、パンツ(1)、ストール(2)、
    バッグ(1)、シューズ(1)、時計(1)――8P


前にも書きましたが、うまくコーディネートするためには、
「引く」ことを考えるよりも、何を「足す」か
を考えることです。

放っておくと、滑るように楽な方向へ行ってしまう……
目立たない方へ目立たない方へ……
と地味になっていくのが日本人の傾向。
(特に男性はその傾向が強いですね)

男性も格好良く!
まずは、イメージコンサルティングで自分のパーソナルカラーと
パーソナルデザインを知って、自分のプロデュースをしてほしい
と思います。

【関連記事】コーデ・ポイント――どのパーソナルデザインでもポイントの数え方は同じ?

男性とコーデ・ポイント

コーデ・ポイントでひとつ紹介し忘れていたことがありました。

それは
男性にはコーデ・ポイントがそのままあてはまらない
ということ。

男性の場合、女性と同じくらいのポイント数まで着飾ると、
やり過ぎに見えてしまいます。

男性は女性のように着飾る必要がない世界で生きています。
「清潔感のあるオシャレ」は求められていても、
「華やかなオシャレ」はやり過ぎと言われかねない世界。

それは理屈というよりは、もう、慣習というか、一般常識
ようなものですね。

「似合うのだから、そんな常識は無視して良い」というのは
社会不適格者を作るようなものですから、私はそんなやり方を
おすすめしません。

似合うファッションで生きやすくする手伝いをするのが、
イメージコンサルティングです。


それでも最近は、色違いのTシャツを重ねて着たり、
ネックレスやブレスレット、ストール、帽子などを
オシャレに使いこなす男性も増えてきましたね。

オシャレとやり過ぎの境界を見極めてコーディネートすれば、
男性でもうまくコーデ・ポイントを使いこなせるわけです。

そこで、男性にコーデ・ポイントを当てはめる場合は
次のように適正なポイントの数を替えて考えましょう。


男性のコーデ・ポイント

  • 男性の標準的なポイント:7~8ポイント
  • カジュアルでごく普段着:5ポイント
  • 少々オシャレにという時:10ポイントくらい

女性と比べて、全体に低めのポイントで抑えるのがコツですね。

【関連記事】男性とコーデ・ポイント【2】

コーデ・ポイント――簡単オシャレ度チェック【3】

さて、このコーデ・ポイントですが――当社のメルマガの
古くからの読者さんや、イメージコンサルティングの
受診者さんのなかには、私が説明したことを実践して、
さまざまな場面で成功したという人たちもたくさんいます。

たとえばある人は――

  • ご主人と外食などでオシャレしても良い時には、ちょっと
    派手めに15ポイントくらいのコーディネートにする。
  • お子さんのお迎えの時などで、ママ友さんたちと立ち話を
    するような場合は、目立ちすぎるのをさけるために、わざと
    10ポイントくらいに抑える。
    (10ポイントを下回らないのがミソ)

こういうふうにコーデ・ポイントを活用していると、
ご主人様やお友達から、「今日もオシャレね」
褒られるようになったとのこと。

しかも、「今日“は”オシャレね」ではなく、
「今日“も”」というのが良いですね。

「今日“は”」というのは「普段は地味なのに」の裏返しな
ときもありますからね……。

華やかに、それでいて悪目立ちするでもない。
TPOにあわせて、変幻自在。
でも、良い印象を保っている。
上の例にあげた人は、実にうまくコーデ・ポイントを
使いこなしていると思います。

コーデ・ポイントをうまく使いこなしているつもりでも、
TPOに関係なく、いつも同じポイント数の格好では、
「空気を読めない人」に見られてしまうかもしれません。

結局、いつも同じようなファッションをしている人
見えてしまうこともあります。

それって、手抜きしているのと同じ印象と言えるかも……。
(手抜きよりはステキに見えることは見えますが)

ポイント数を上手にアップダウンさせて、
うまくセルフ・プロデュースしていきましょう!

【関連記事】男性とコーデ・ポイント

コーデ・ポイント――簡単オシャレ度チェック【2】

  • コーデ・ポイントって何? というかたは前回の記事をご覧ください。

「11ポイント以上にするにはどうしたらいいの?」

こういうポイントが足りないという質問はよくありますが、
次のような原因が考えられます。

  1. ポイントの数え方は合っていますか?
    すべて1ポイントではなく、少し派手だと思う物は2ポイントで数えてください。外に出るときは、傘やショッピングバッグも加わりますよ。その点数も加えましょう。
  2. 柄物を選ぶのが苦手。
    無地のものが多い場合は、ストールなどで上手にお似合いの柄を使って補いましょう。濃い茶色とうすい茶色といった、同じ色でも濃さが違う柄が入っているものから挑戦してみると、
    だんだんと慣れていきますよ。
  3. アクセサリーを使うことに慣れていない。
    あなたのパーソナルカラーとパーソナルデザインに合った
    アクセサリーは目立ち過ぎず、顔を引き立ててくれます。
    アクセサリーをうまく足していきましょう。
    特に40才以上になると、アクセサリーは大きな意味を持ちます。
    これについては、また、いずれお話ししますね。


簡単に言ってしまうと、足りないなら一色足せばいい……
ということです。

オシャレにしたければ、
細かい部分をひとつひとつ足していくのが大事。

とかく人は楽をしたくて「足す」のではなく「引く」方向に
いきたがるものです。これは「やり過ぎてるかも……」
「引いて」いくと、結局、ポイントが足らなくなって、
地味な感じになってしまいがちです。

自分にちょっと足していく――そこに勇気はいりません。
ポイントを数えて調整するだけの簡単な作業なんですから。

もちろん、やりすぎてポイントが超過しないようにご注意を――。

【関連記事】コーデ・ポイント――簡単オシャレ度チェック【3】